認定資格「宗教文化士」

2020年5月1日更新

 日本や世界の宗教の歴史と現状について、専門の教員から学んで視野を広げ、宗教への理解を深めた人に対して与えられる資格です。

「宗教文化士」とは

 国際化、グローバル化、情報化が進む現代社会では、多様な価値観や行動様式への相互理解が求められています。「宗教文化士」資格は、大学で宗教文化にかかわる教育を受け、一定のレベルに到達した人を資格認定することで、そうした課題に応えうる人材の育成を促進するものです。平成23年1月に発足した「宗教文化教育推進センター」(CERC、國學院大學AMC5階に事務局)が、日本で宗教を研究する複数の学会(日本宗教学会、「宗教と社会」学会)と連携して、資格の認定、運営を行います。

宗教文化士の到達目標と申請から認定までの流れ

「宗教文化士」資格では、次の3つの到達目標を掲げています。

  1. 教えや儀礼、神話を含む宗教文化の意味について理解ができる。
  2. キリスト教、イスラーム、ヒンドゥー教、仏教、神道などの宗教伝統の基本的な事実について、一定の知識を得ることができる。
  3. 現代人が直面する諸問題における宗教の役割について、公共の場で通用する見方ができる。

 これらの到達目標を満たす科目をそれぞれの大学で16単位修得することが必要です(前年度までに12単位修得していれば申請が可能です)。國學院大學のカリキュラムでの認定科目は別表のとおりです。該当科目は神道文化学部の専門教育科目ですが、共通領域もしくは副専攻「宗教文化」として履修することで、文学部・法学部・経済学部・人間開発学部の学生も受験できます。
 申請から認定までは次のような流れとなります。

(1)該当する科目に関わる単位を取得したことを証明する書類(成績証明書、単位取得証明書等)と受験申請書を期日までに提出します。その際、受験料を指定の口座に振り込み、振替払込受領書のコピーも併せて提出します。
(2)受験資格があるとされた人には受験票が送付されます。
(3)試験当日は受験票を持参し、受験者が選択した会場で受験します。
(4)結果が通知された後、合格者は認定料を振り込みます。
(5)認定証が送付されます。

お問い合わせ先・相談窓口

宗教文化士資格について質問がありましたら、以下の教員にお尋ねください。
 黒崎浩行 神道文化学部教授 (若木タワー17階 1701研究室)

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

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