2023年12月23日更新
観月祭は、供物を献じて十五夜の満月を鑑賞する「中秋観月」に由来する行事で、國學院大學では平成22年から、毎年10月に斎行されてきました。
祭儀は、神前に誠を捧げたのち、楽器の音色を楽しむ「管絃」と、神を和めるための「祭祀舞」、古くから伝わる「雅楽」が順に演奏されます。
当日の晴れの舞台まで、数か月間の稽古と周到な準備が伴いますが、多くの神道文化学部の学生が積極的に参加しています。
令和2年10月31日(土)15時より無観客ライブ配信
次第
陪臚 浦安の舞 朝日舞
令和元年10月19日(土)16時より渋谷キャンパス130周年記念5号館で開催
次第
祭典
管弦
双調音取 酒胡子 嘉辰 胡飲酒破
祭祀舞
朝日舞 浦安舞
舞楽
振鉾 賀殿急 延喜楽
平成30年10月20日(土)16時より渋谷キャンパス130周年記念5号館で開催
次第
祭典
管絃(平調音取・林歌・陪臚)
祭祀舞(浦安の舞)
祭祀舞(豊栄舞)
舞楽(振鉾)
舞楽(五常楽急)
舞楽(登天楽)
ポスター・写真協力 神道文化学部学生有志 広報課
本学恒例の風物詩、観月祭。平成26年をもって5回を数えました。
ここでは、神道文化学部写真ライブラリーからのピックアップによって、観月祭の歴史の「稽古照今」を試みてみましょう。
神道文化学部の学生間では、かねてから根強い願望が受け継がれていました。
「ぜひ仲秋の行事として、古式ゆかしい観月祭を行ってみたい」
「今年こそ、トライしてみよう」
茂木貞純教授はじめ有志(青葉雅楽会・瑞玉会・礼法研究会・千早会〈今のみすず会〉の学生など)によって、観月祭の構想が練り上げられていったのです。
はじめてのことなので、すべては手さぐり状態でした。
当日の準備の様子です。舞台はなく、毛氈を敷いて代用としました。
楽人の座はモニュメントの手前に設けられました。来賓等の席は、正門の近くです。2回目以降とは逆の配置でした。
参観者はそれほど多くなく、立ち見の方も僅かでした。
花道もなく、舞い手は毛氈の左側で待機しています。
記念すべき第1回の観月祭。
観月祭はこうして始まったのです。
学内で「ぜひ観月祭を続けてほしい」という声が高まり、第2回目が開催されることになりました。当日は小雨がぱらついていましたが、開始直前、雨はぴたりと止みました。
「晴れ男」石井学部長の力でしょうか。
今回から、小野貴嗣先生はじめ小野雅楽会の先生方がお稽古を指導してくださるようになりました。欄干は、小野雅楽会からご提供いただいたものです。
楽人の座を正門前に、来賓等の席をモニュメント前に移しました。以後このかたちが踏襲されました。
この年から、ご近所の方々が参観に来られるようになりました。立ち見の参観者も増えています。
第3回観月祭は、大学設立130周年記念の年ということもあり、立派な舞台が設営されました。
舞台設営・会場整理等、観月祭の舞台裏を力強くささえてくれる「若木睦(むつみ)」の学生諸君です。
赤井学長が装束を着けて参列しました。石井学部長・大原副学部長ら学部教員も装束姿で参列員を務めました。大学関係者が装束姿で参列するようになったのは、この年からです。
今回の観月祭から、若木育成会のキャンパス見学会と同日の開催になりました。見学会に来られた大勢のご父母の方々などが、熱心に参観しました。見学会に合わせ、開始時刻も17時から16時に変更されました。
この観月祭の模様は動画で撮影しました。現在、この映像は、大学の動画アーカイブで閲覧が可能です。
翌日、東京新聞が、観月祭の記事を掲載しました。はじめての新聞報道です。
開催期日を前にして、『東洋経済』誌が、「注目すべき大学行事」として観月祭を紹介しました。ここに至って、観月祭は、いよいよ世の耳目を集め始めたのです。
この年、小野先生・御田村先生はじめ諸先生の指導によるお稽古が、夏期休暇前からはじめられるようになりました。
昨年に引き続き、舞台が設営されました。
参観者は800名に及びました。会場は立錐の余地もありません。
前回同様、大学関係者が装束姿で参列しました(神道文化学部正副学部長、白川事務局長、鵜沢広報課員)。
「胡蝶の舞」の可憐さは、いまでも語り草になっています。
「神道文化学部の学生諸君は、自主的な役割分担と緊密なチームワークをもって、この観月祭を担い続け、受け継ぎ続けてきました。学部教員として、私はそこのことを心から誇りに思っています(武田)」
「観月祭の準備や運営、舞台裏のざまざまな折衝は、決してなまやさしいものではありません。しかし観月祭が無事終わると、いつも決まってしみじみとした感謝の思いがこみ上げてきます。 これからも観月祭を担う学生さんたちを、しっかりと支えていきたいと思っています(堀口裕美子資料室員)」
取材協力 堀口裕美子神道文化学部資料室員、越智三和神道文化学部学務補助員
このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部
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