神道文化学部について

2017年4月1日更新

神道文化学部の教育研究上の目的

神道文化学部は、神道を中心とする日本の伝統文化の理解及び修習並びに内外の諸宗教及び関連する宗教文化の分析と比較を通して、国際化され情報化された現代社会の発展に寄与し社会の健全な形成に貢献する人材を育成することを目的とする。

神道文化学部の学士課程教育3ポリシー

  • 卒業認定・学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

    神道文化学部(神道文化学科)は、学生が学部の専門教育において到達すべき教育目標を以下のように定めます。

    A 知識・技能

    (DP-A1)神道を中心とする日本の伝統文化と社会のあり方に関する基礎知識を身につけている。

    (DP-A2)国内外の宗教文化に関する基礎知識を身につけている。

    (DP-A3)神道文化や宗教文化および日本の伝統文化を社会の中で継承・展開するための知識・技能を身につけている。

    B 思考力・判断力・表現力

    (DP-B1)神道・宗教に関わる古典や資料の理解にもとづく思考力や判断力を身につけている。

    (DP-B2)フィールドワークや実技・実習などによって、現代社会の諸事象を考察し、判断する力を身につけている。

    (DP-B3)神道文化・宗教文化について身につけた知識・技能を文章・言語で表現できる。

    C 主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度

    (DP-C1)神道を中心とする日本の伝統文化を自ら協働して学ぼうとすることができる。

    (DP-C2)国内外の宗教文化について多角的な視点から議論し協調することができる。

    (DP-C3)多様な人々と協力しながら課題解決に取り組むことができる。

     以上の教育目標を達成するために設けられた授業科目を履修して所定の単位を修得し、かつ、共通教育プログラムにおいて所定の単位を修得した者に、学位を授与します。

    • 学修成果参照基準(共通教育プログラム)

      共通教育プログラムでは、ディプロマ・ポリシーに相当する「プログラム学修成果参照基準(RS:Reference Standard)」を以下のように定め、卒業要件36(人間開発学部26)単位で修得されるべき学修成果目標を明示する。

      A 知識・技能

      (RS-A1)建学の精神と神道精神を理解し、日本文化を説明できる。

      (RS-A2)日本語を正確に読み、表現することができる。

      (RS-A3)1つ以上の外国語を用いてコミュニケーションすることができる。

      (RS-A4)コンピュータを活用して学修することができる。

      B 思考力・判断力・表現力

      (RS-B1)数値に基づいて思考し、論証することができる。

      (RS-B2)客観的事実に基づいて論理的に思考し、説明することができる。

      (RS-B3)俯瞰的視点から思考し、自己の学びを相対化することができる。

      (RS-B4)社会のルールを理解することができる。

      C 主体性を保持しつつ多様な人々と協働して学ぶ態度

      (RS-C1)他者の価値観を尊重し、異文化を受容できる。

      (RS-C2)協働して最適な解を導き出そうとした体験を持つ。

      (RS-C3)主体性をもった市民としての協働意識、参加意識を身につける。

      (RS-C4)身体的または精神的な負荷を意欲に転化することができる。

  • 教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

    神道文化学部(神道文化学科)は、学位授与方針が示す教育目標を達成するため、図に示すような教育課程を編成します。  

    科目群 卒業認定・学位授与方針(DP) 各科目群の教育目標
    知識・技能 思考力・判断力・ 表現力 主体性を保持しつつ 多様な人々と 協働して学ぶ態度
    A1 A2 A3 B1 B2 B3 C1 C2 C3
    専門基礎科目       神道を中心とする日本文化やその広がりである宗教文化の基礎を学ぶことで、関連する事柄への基本的知識や、史資料に基づく思考力などを身につける。
    基幹講義科目 神道文化科目群           神道に関する研究の基本となる祭祀・古典・歴史・思想・進学・国学に関する知識や、関連する史資料に基づく思考力、神道文化を主体的に発信する態度などを身につける。
    宗教文化科目群         世界と日本の宗教文化、宗教に関する考古学や社会学を学ぶことで、宗教文化に関する知識や、現代社会の諸事象を考察する能力を得る。
    基幹演習科目         主体的な関心に基づく神道文化・宗教文化に関する発表やレポート・論文作成を通じ、社会でも通用するコミュニケーション力や表現力を高める。
    展開科目 神職基幹科目群         神道に関す専門的な事柄を学び、神社神職として必要となる基本的な知識・技能などを身につける。
    神職社会実践科目群       神道をめぐる現代的課題に関する専門的知識や、多角的な視点から考える態度などを身につける。
    宗教文化科目群           国内外の宗教文化に関する専門的な知識を深く理解し、一定の説明能力を身につける。
    伝統文化科目群         神道を中心とする日本文化に関する知識を得るとともに、実技を通じて日本文化を理解する力などを獲得する。
    選択科目         神道文化、宗教文化を専門的ないし多角的に学ぶことで、これらの文化を広く社会に生かすための知識・技能などを身につける。

     

    • 共通教育プログラムのカリキュラム・ポリシー

      共通教育プログラムは、「プログラム学修成果参照基準」に定められた12の能力を身につけるために、下記の図表に示された4つの科目群(國學院科目群、汎用的スキル科目群、専門教養科目群、総合科目群)から構成される教育課程を設けている。各科目群の教育目標に応じて重点箇所を◎及び○で示す(◎:特に重点を置いている、○:重点を置いている)。なお、☆は履修方法による専門教養科目群固有の学修成果目標を示す。

      科目群 学修成果参照基準(RS) 各科目群の教育目標
      知識・技能 思考力・判断力 ・表現力 主体性を保持しつつ 多様な人々と 協働して学ぶ態度
      A1 A2 A3 A4 B1 B2 B3 B4 C1 C2 C3 C4
      國學院科目群 神道と文化                        國學院大學の建学の精神、学問的伝統に触れ、神道精神の本質と國學院大學が培ってきた日本研究の成果と学問的伝統を学び、日本文化への理解を深める。これを通じて日本人としての主体性、大学に対する帰属意識を涵養する。
      國學院の学び                      
      日本文化を知る                      
      Japan Studies                  
      汎用的スキル科目群 日本語                        大学における学修にとって基礎となる技能、グローバル環境で生きるのに必要な汎用的言語能力、数学的論理構成力、情報処理能力を身につけ、活用する能力を獲得する。
      英語                    
      数的推論                      
      情報処理                      
      専門教養科目群 人文学A                  学部専門科目の基礎部分を、他学部学生が「専門教養」として体系的に履修することにより、複眼的思考方法を身につけ、自己と自己が学ぶ学問を相対化できる。
      人文学B                
      法学・政治学A                
      法学・政治学B                
      経済学A                  
      経済学B                  
      自然科学                  
      総合科目群 導入科目                    学士課程教育の導入学修、異文化への理解を促す外国語学修、スポーツ・身体活動の理論と実践、学生から社会人への展望を得るキャリア学修を通じて、学士課程教育と社会的教養の基礎となる知を身につける。
      外国語                    
      スポーツ科学                  
      キャリア形成 支援科目                  

       

  • 入学者受入れ方針(アドミッション・ポリシー)

    ◎求める人材、期待される入学者像

    國學院大學神道文化学部は、神道を中心とする日本文化への高い関心と、国内外の宗教文化を広く学ぼうとする意欲とを持ち、宗教・文化の継承者として、人々の共存や社会の発展に寄与しようとする人材を受け入れます。

    具体的には、次のような意欲・意志を持って、学びの成果を社会に活かそうとしている人材を求めています。

    (1)神道の歴史・思想を学ぶ意欲を持つ者

    (2)神道の社会的実践について学ぶ意欲を持つ者

    (3)日本の伝統文化を深く学ぶ意欲を持つ者

    (4)世界の宗教文化を広く学ぶ意欲を持つ者

    (5)神社や神道系宗教団体の後継者を志す者

     

    ◎入学者選考の観点

    人材受け入れのため、次の観点から受験生を選考します。

    (AP1)神道を中心とする日本文化や国内外の宗教文化(以下「神道文化・宗教文化」)に関わる授業を履修するために必要となる高等学校卒業相当の知識と文章表現のための技能を身につけているか。〈知識・技能〉

    (AP2)他者の考えを的確に理解し、自らの考えを理論的かつ簡潔にまとめ、ことばで正確に表現できる能力を有しているか。〈思考力・判断力・表現力〉

    (AP3)神道文化・宗教文化を幅広く学ぼうとする意欲を持っているか。また、神道文化・宗教文化の学びの成果を活かして、社会への貢献を目指す意志を持っているか。〈主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度〉

    ※具体的な入試制度と観点との関連は別表の通りです。

     

    ◎入学までに身に付けるべき教科・科目

    神道文化学部に入学する学生には、入学後の教育内容との関係上、「国語」「地理歴史」「公民」「外国語(英語)」の学習を求めます。

神道文化学部の概要と特色

神道文化学部は、平成14年4月、國學院大學の創立120周年を機に、文学部神道学科を改組拡充して開設した学部です。

人材育成の概念図

  • 特色(1)―時間を有効に使いながら、幅広く、意欲的に神道文化を学べる

    授業の様子

    神道文化学部の教育は、次のような特色があります。

    • 学業と生活の両立がしやすい、昼夜開講制(フレックス制)
    • 神道を中心としつつも、国内外の宗教・文化をも広く学べる、「神道文化コース」「宗教文化コース」からなるコース制
    • 主体的・意欲的に学べる、演習を軸としたカリキュラム編成
  • 特色(2)―日本文化を「体得」できる

    神道文化学部の正課の教育では、日本に根差した文化を学ぶことが少なくありません。これをより実践的に理解できるよう、体験型の催事で日本文化を「体得」する機会を設けております。

    • 共に学ぶ意識を高め、体得の基本的姿勢を形作る「アイスブレイク
    • 日本文化にかかわる教養を身に付ける「和歌講座」「書道講座」「マナー講座」「衣紋講座」など
    • いにしえの心を今に伝える「観月祭」「成人加冠式

    アイスブレイク以外の催事への参加は任意ですが、いずれも学生の積極的な姿を見ることができます。
    この他にも、学内外の団体との連携企画や、東日本大震災被災地支援のためのボランティア活動などへの参加の機会もあります。

神道文化学部開設の理念と目的

 日本古来の伝統宗教である神道を中心とする日本の伝統文化と、内外の諸宗教およびそれに関連する宗教文化の意義、役割・機能等への比較理解を深め、以って内外の社会における宗教的文化の健全な育成と発展に寄与・貢献しうる研究・教育を推進することが神道文化学部の理念である。
 神道学科は戦前の旧制学部・神道部に代表される「学問の研究・教授を通じての有為な神職養成」という本学設立以来の使命を継承し、今日に至った。翻って、戦後の本学は、新制文学部の拡充、経済学部・法学部の新設など新時代に対応した教学体制の整備・充実をはかってきた。
 これは、戦後の社会状況に対応した適切な措置であり、相応の成果を挙げてきたと評価できるが、他方では、戦前の学部(つまり文学部のみの単科大学)が持っていた日本の伝統文化・歴史文化を学ぶことは、すなわち「神職」になるための学問を学ぶことでもあるといった認識が、学際的な教育課程・教学体制を維持することを困難にするという結果をも招来した。今、本学に求められているのは、学際的な教育課程・教学体制を現代に適応した形態で再び実現することであり、本学に学ぶ者はだれでも建学の精神である「神道精神」に則った学問とその精神を涵養する機会を平等に付与される教育環境の創造である。すなわち、神道文化学部は、「主体性を保持した寛容性と謙虚さの精神」を教育・研究を通して涵養することが本学の建学精神であるとの理念に基づき、現代社会に息づいている日本の伝統文化を再認識し、よりよい国家・社会の形成に「神道精神」を体して寄与・貢献しうる人材を養成することを目的として開設されたものである。
 日本の伝統文化の根幹として長い歴史と伝統を有する神道は、宗教であるとともに、ことさら「宗教」として意識されることの少ない生活規範や習俗・慣習でもある。こうした神道の持つ二面性ないし両義性、さらには多様性を有する神道を体系的に学び、併せて内外の宗教と宗教文化に対する知識を習得することによって、神道をはじめとする宗教の持つ寛容性や非寛容性等についての理解を深め、国際化・情報化された現代社会における宗教の意義・役割等を適切に判断し、平和で健全な社会・国家の形成に寄与・貢献できる人材を、少しでも多く養成し、輩出できるようにすることが神道文化学部の使命であり、目的なのである。

建学の精神

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

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