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第5回観月祭(平成26年10月11日)

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神道文化学部副学部長 武田秀章

2015年3月13日更新

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神道文化学部の学生有志が記念アルバムを制作しました。

本学恒例の秋の風物詩、観月祭。いよいよ待ちに待ったその当日です。 楽器の篳篥(ひちりき)を担当する根岸有希子さんが、立派なポスターを作ってくれました。

当日15時頃の様子です。
まだ開始1時間前ですが、既に着席している方々がいらっしゃいます。

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待機する学生たち。半年間の稽古を経て、1回限りの正念場に臨みます。

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開始5分前です。既に立錐の余地もありません。

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開式

16時、典儀の茂木貞純神道文化学部教授が、観月祭の斎行を宣しました。
まず参列員が着席します。
今回は、お隣の実践女子大学から、奥島総合企画部長をお招きし、ご参列いただきました(前列中央)。本学からは、文学部外国語文化学科の岩瀬由佳准教授、教務課の川島・高橋両課員が、女子神職の装束を着けて参列しました。
神道文化学部からは、石井学部長・武田(副学部長)が着装の上参列しました。

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献供の儀

献供(けんく)の儀です。
神殿の大前に、里芋や栗など、秋の稔りがお供えされました。

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管絃

楽人が舞台に参進します。

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管弦(かんげん)「盤渉調(ばんしきちょう)の音取(ねとり)」「竹林楽(ちくりんらく)」「青海波(せいがいは)」「千秋楽(せんしゅうらく)」が次々に奉奏されました。
秋の夕暮、雅な楽の音が韻々と響き渡ります。

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豊栄舞

豊栄舞(とよさかまい)の4人の舞姫(中原さん、牧口さん、神谷さん、富田谷さん)が、しずしずと進みます。

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日の恵み・四季の恵みを讃える歌に合わせて、季節の花を手にした舞姫たちが、まごころを込めて舞いました。

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浦安の舞

浦安の舞は、2人の姫(服部さん、宮内さん)によって舞われます。
四海平安を願う「平和の祈り」の舞です。

天地の神にぞ祈る朝なぎの 海のごとくに 波たたぬ世を  昭和天皇御製

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御製の祈りの深さに胸打たれます。

 

人長舞

人長舞(にんじょうまい)は宮中に古くから伝わる舞です。楽人の長(おさ)が、榊を持ち、太刀を佩いて、凛々しく舞います(舞い手は真弓さん)。
たおやかな女性の舞とは対照的に、雄々しい「益荒男振り」の剛気が、遺憾なく発揮されていました。

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五常楽

締めくくりは舞楽「五常楽(ごしょうらく)」です。
男子3人(森山さん、宮本さん、牧野さん)、女子1人(大丸さん)の舞い手が、朱色の華麗な装束を身に纏い、きびきびと舞います。

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舞い手の凛とした立ち姿、舞の手振りの小気味よいキレのよさ!
会場ひとしく息を呑んで嘆賞していました。

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最後に茂木貞純神道文化学部教授が閉会の辞を述べました。
「今年に入って、自然災害等が頻発し、多数の方々がみまかられました。みたまの平安と被災地の復興、さらには「浦安」の世の回復を、心からお祈りしたいと思います」
さざ波のような拍手が、いつまでも続いていました。

 

打ち上げ

学生総出のあと片付けののち、有栖川宮記念ホールで、盛大な打ち上げが行われました。学生諸君は、交々に今夜の感動を語り合っていました。
本年5月以来、全身全霊のご指導をいただいた小野貴嗣先生はじめ諸先生方に、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

指導いただいた小野貴嗣先生を囲んで

指導いただいた小野貴嗣先生を囲んで

今回、直近の満月(10月8日)は月食でした(若木タワーより)

今回、直近の満月(10月8日)は月食でした(若木タワーより)

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