教授

須永 和之

スナガ カズユキ

専門分野
図書館学
本学就任
1999年04月01日
担当教科
情報メディアの活用、図書館サービス特論・図書館施設論、図書館サービス論2、学校経営と学校図書館、学習指導と学校図書館、情報資源組織論1、資料組織概説1、卒業論文、情報資源組織演習3、資料組織演習3、学校図書館メディアの構成、情報資源組織演習1、資料組織演習1、情報サービス論

著書・論文紹介

フランスの学校図書館の歴史を主に19世紀~21世紀まで叙述して、20世紀以降の学校図書館制度の確立と、現在の学校制度における学校図書館の実情、コレージュ・リセなどの中等教育学校の学校図書館CDIに配置されるドキュマンタリスト教員の養成と採用、資料の管理、学習活動と学校図書館、情報活用教育について論述した。

2012年1月に筆者を含む全国学校図書館協議会の視察団がフランスの学校図書館を中心に図書館施設を訪問見学したときの報告書である。執筆を担当した節について述べる。第1部「フランスの学校図書館専門職員の養成と採用」では、フランスの学校図書館の制度とドキュマンタリスト教員の養成と採用に関して叙述した。フランスには幼稚園(保育学校)と5年制小学校にBCDと呼称する学校図書館が設置されているが、多くの場合、園長・校長が管理運営することが多い。一方、コレージュ(4年制中学校)、リセ(3年制高等学校)、職業リセ、農業リセなどの中等教育学校の学校図書館はCDIと呼称されて、ドキュマンタリスト教員が配置されている。ドキュマンタリスト教員は教員養成大学センターIUFM(大学院課程)の2年間の課程を経て、教員資格取得の国家試験で合格した後に採用される。第2部の「レンヌ教員養成大学センター」では、ブルターニュ地方の中心都市レンヌ市の教員養成大学センターIUFMの講座担当者J.メナール氏へのインタヴューに基づき、ドキュマンタリスト教員の養成の実態をレポートした。

図書館のトポロジーについて解説した。トポロジーとはギリシア語の「場所・位置」をあらわす「トポス」と「学問」を意味する「ロジー」の合成語であり、地政学と位相幾何学の2つの意味がある。地政学の観点から欧米の図書館を検討するとヨーロッパ大陸側の国々の図書館は資料を保管する建物、いわばハコの図書館である。一方、イギリス、アメリカの図書館は資料が乏しかったのでサービスと機能を重視して、やがては情報通信へと発展して、ネットワーク、いわばヒモの図書館となった。これに対して、位相幾何学的に情報メディアの変化をみると、一次元の磁気テープ、二次元のディスク、三次元のホログラフィック・キューブへと変化している。

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教授からのメッセージ

 図書館から社会をみつめてみましょう。また世界をながめてみましょう。今までと違った考え方ができると思います。逆に社会の中の図書館を考えてみましょう。世界の中の図書館をとらえてみましょう。

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