柴﨑 和夫

教授

柴﨑 和夫

シバサキ カズオ

専門分野
地球大気物理・化学
本学就任
1985年04月01日
担当教科
環境と技術(人間活動と大気環境変化)、人間と環境099、理科実験・観察法(地球)、地球科学概説、演習(人間開発学部)、キャリアデザイン(SPI非言語項目対策)、日本事情、日本事情3(2)、環境と技術(人間活動と大気環境変化)、導入基礎演習、演習・卒業論文(人間開発学部)、理科実験・観察基礎論

著書・論文紹介

2016年9月初旬にスコットランドのエディンバラで開催された、第23回国際オゾンシンポジウムの報告を行った。「オゾン層破壊」の問題は表舞台からは遠ざかってしまった感がある。個人的には,1988年のドイツ,ゲッチンゲン以来8度目となるオゾンシンポジウムへの参加であった.今回はオゾン回復がどのように進展しているかの議論が白熱していたが,オゾン層が世界的に注目される前の,地道な研究発表が成されているオゾン研究のプロの国際シンポジウムである感が強かった。

「宇宙の学校2016」を、KU-MAの協力の下で学生と実施した実践報告である。7年目となって学生中心で運営する形が定着したが、今年は例年以上に学生達が苦闘しながらプログラムを実行し、それを教員が見守る形であった。学生達の成長と、初心に返って見直すことになったプログラムの報告である。

小学校教員を希望する新入生が、入学時に「地球温暖化」に関してどの程度正確な知識を持っているかを、アンケート調査した。理科嫌いの学生も含め、知識の曖昧さ、不十分さが浮き彫りになったのと同時に、大学での環境教育の不十分さが課題であることを示した。

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教授からのメッセージ

地球というのは複雑なシステムである。ということは、頭では理解しているつもりでもなかなか実感にまでは至らない。
さて、2008年6月末から1週間程、ノルウェーのトロムソという町に出かけた。オゾンシンポジウムという会議に出席するためである。緯度は約北緯70°で、実は日本の南極観測の基地である昭和基地とほぼ(南北逆だが)同じである。季節は白夜で、一日中太陽が沈まない。昭和基地でも12月には白夜になる。1983年の越冬時以来、2度目の白夜を北極で体験したことになる。しかし南北の違いは大きい。昭和基地(南極)には樹木のたぐいは存在しない。動物も(大陸上には)いない。北極圏は、日本の北国と変わらない。気温も大きく違う。昭和基地では、真夏でも最高気温は10℃に届かず、夜は零下である。トロムソは、涼しいとはいえTシャツにちょっと上着を羽織れば過ごせる気温である。なにより、人が暮らし、漁業が盛んである。鯨のステーキも食した(ノルウェーは商業捕鯨を実施している)。
地球はやはり広く、大きい。でも人間は至る所にいる。南極をなるべく人の手に触れない状態で保全することは、今のまま人口増加が続くと難しいかもしれない。そんなことも、北極圏の海に点在する島々を、深夜(白夜)小高い山の上から眺めながら(ビールを飲みながら)、とりとめもなく考えていた。ときにはボケッーとしていろいろな妄想に心を彷徨わせてみましょう。

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