教授

矢部 健太郎

ヤベ ケンタロウ

専門分野
室町・戦国・織豊期の政治史・公武関係史
本学就任
2007年04月01日
担当教科
史学展開演習(日本史)、史学基礎演習C、史学展開演習1(日本史)、史学展開演習(日本史)、史学展開演習2(日本史)、史学応用演習(日本史)、史学導入演習、史学基礎演習A、日本史特殊講義、史学特殊講義、卒業論文、前期課程・日本中世史研究2(演習)、後期課程・日本中世史特殊研究2(演習)

著書・論文紹介

『信長記』の作者太田牛一が著した『大かうさまくんきのうち』の作成目的について、記事の内容の検討、漢字のふりがな・濁点の問題などに関する検討から考察した。その結果、秀頼の求めに応じ、その周辺女性が秀頼に読んで聞かせるために作成されたものと結論づけた。

2003年9月提出の学位請求論文を元に、序論、論文8本、結論の形で再構成し、豊臣政権の大名支配の特徴について論じた。

秀次切腹事件に前後して作成された血判起請文群・「御掟」「御掟追加」の作成状況に関する基礎的考察。様々な問題点を提示し、そのうちのいくつかに関する新知見を提示。

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教授からのメッセージ

ゼミについて
 私のゼミには、日本中世後期すなわち室町・戦国・織豊期を研究テーマとする学生が所属します。歴史学では、研究史の理解と史料読解が重要な柱となるので、演習では特に史料読解を重視し、複数回の発表を行います。その際には、自分が関心をもった古文書・古記録などを辞書を用いて深く読み込み、正確に現代語訳する作業を繰り返します。これにより、卒業論文作成に必要なスキルの向上を目指しています。

研究について
 中世と近世の移行期である、豊臣政権の研究を中心に行っています。特に農民から関白となった秀吉が、天皇・公家衆ら朝廷とどのような関わりを持ち、その関係を大名支配に利用したのかという点に関心を持っています。近年では、秀吉から秀次への関白委譲と、秀頼誕生による政権の混乱期にも注目しています。

受験生や学生に一言
 他の学問では扱えず、歴史学だけで扱えるものとは何でしょうか。それは「時間」です。史学科では、過去を実験場として様々な人間の活動を掘り起こし、新たな未来を創造するノウハウを考えます。様々な問題について、その原因・経過・結果という時間の流れを理解することは、現代社会にも不可欠な能力です。史学科で多くのことを学び、有益な時間を過ごし、人間的に大きく成長してほしいと思っています。

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