7月8日、本学とサッポロビール(株)が共同で、在学生・教職員向けの適正飲酒セミナーを実施しました。これに先立ち、國學院大學の3年生・4年生対象にアルコールに関する意識調査を実施し、234人から回答を得ました。毎年、夏休みシーズンに発生する大学生のアルコールに関わる事件事故などが後を絶ちません。本学では幸いにもこのような重大インシデントにつながる事例はここ数年で発生していませんが、このような事件事故を未然に防ぐため、大学生のアルコールに対する意識と飲み会の実態についてアンケート調査を行い、大学の防止策につなげて行きたいと考えています。
主な調査結果
- ほとんど飲まない・全く飲まないは34%
- 51%は2杯以下しか飲まない
- 女子は家族と、男子は一人で飲む傾向
- 飲み会は友人との絆を深める場リアル接触が図れる貴重な場と65%が好意的
調査概要
² 調査方法 : 学内者専用システムによるインターネットリサーチ
(誤差:±0.16%、信頼度99%)
² 有効回答数 :本学3・4年学部生の男女234名
² 調査日時 :2015年6月24日(水)~7月1日(水)
² 調査機関 :國學院大學
解説コメント (要旨)
解説:人見章(サッポロホールディングス株式会社コンプライアンスグループ マネージャー)
●普段から飲みなれていないアルコールを飲み会の雰囲気に任せついつい飲みすぎてしまう大学生
今回の調査では、普段、アルコールを飲みなれていないにも関わらず、飲み会に参加する傾向も伺えた。酒類によっては飲みやすいものであってもアルコール度数が非常に高いものもあるため、学生自身がアルコールに関する知識を蓄える必要が不可欠である。また、アルコール度数の高いお酒を飲む際には、いわゆる「チェイサー」として、水を交互に飲みながら一度に大量のアルコールを摂取しないような予防策を取ることも必要であると考える。
●コミュニケーションをとる大切なツールとしてアルコールを活用
一方で、現代の大学生にとっても「飲み会」は友人知人とコミュニケーションを取るための大切なツールとして機能している。SNSなどヴァーチャルな世界でのコミュニケーションが増えているため、リアル接触がはかれる「飲み会」に関する価値が評価された結果なのではないだろうか。「どれくらい飲めるのか」という自分のアルコールに対する許容範囲を正確に認識すれば、今まで以上に友人とコミュニケーションが取れることになるのではないだろうか。
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