神道文化学部 在学生インタビュー(25)

2015年12月8日更新

「神道体験」の臨場感こそが、神道文化学部で学ぶ醍醐味です

加藤さん
フレックスB(昼間主)3年

―神道文化学部入学のきっかけについて教えてください。

「神道文化学部入学のきっかけは、高校時代の留学経験に遡ります。留学先のオーストラリアで、「東日本大震災」発生のニュースを聞いたのです。大地震、大津波、原発の爆発…。恐ろしい情報が次々に飛び込んできました。いったい日本はどうなってしまうのだろう…私の心は、震えおののきました」

観月祭で

「オーストラリアの人々は、聖書と教会を心のよりどころにしています。それでは、日本人の心のよりどころ、絆のよりどころは、いったい何なのだろう…そうした思いから、神道や神社への関心が高まっていきました。大学受験では、神道文化学部しか受験していません」

―実際に入学して、いかがでしたか?

「入学して、はじめて神職子女の皆さんと接しました。神社や神道が当たり前の環境で育った人たち。そうした人たちとの出会いや交流が、とても新鮮でした。神道文化学部では、社家出身の人も、そうでない人も、分け隔てなく共に学んでいます」

―観月祭では頑張りましたね。

「2年次から神楽舞サークル「みすゞ会」に入りました。懸命に稽古を続け、この十一月には、念願の舞台に立つことができました。朝日舞を、まごころ籠めて舞わせていただきました」

「稽古では、幾度も自分の力の限界を感じました。御田村洋子先生の親身な御指導で何とか立ち直り、無事本番の日を迎えることができました。心から感謝しています。観月祭の経験は、私の学生生活の一番の宝物です」

―ゼミでの学修はいかがですか?

「3年次から、遠藤潤先生のゼミに入り、本居宣長を研究しています。私は、宣長の「松坂の一夜」のエピソードが大好きです。たった一度の「出会い」で、宣長の人生は劇的に変わりました。そうした経験は、誰にでもあるではないでしょうか」

オープンキャンパスで

「思えば、私の人生も出会いの連続でした。國學院大學との出会い、友人との出会い、先生との出会い…師・賀茂真淵との出会いによって始まった宣長の「人生の旅路」を、しっかりと辿っていきたいと願っています」

若木祭で

―神道文化学部を志望する受験生にエールを贈ってください。

「神道文化学部は、ユニークな「体験型学部」です。四季折々の祭り、舞や雅楽、神社での実習…他大学ではあり得ない「神道体験」の臨場感こそが、この学部で学ぶ醍醐味です。身をもって神道を体験したいと思っている皆さん。神道文化学部はそうした皆さんにぴったりの学部です。あなたの入学をお待ちしています」

武田秀章学部長より

加藤さんは、いつも明るく朗らかな学生さんです。
そんな加藤さんも、今年の観月祭の稽古では、いささか苦しそうでした。
いよいよ本番が近付く頃、稽古は一層厳しさを増します。
この時期、自信を失って意気消沈してしまう学生も少なくありません。
加藤さんは、その苦しい時期を乗り切り、見事立ち直りました。
本番では、望み得るベストの舞を、力強く披露したのです。

宣長の「松坂の一夜」のエピソードが大好きな加藤さん。
加藤さんにとって、神道文化学部は、かけがえのない「出会い」の場でした。
加藤さんの人生が、この先も素晴らしい「出会い」に恵まれたものであることを、心から祈って已みません。

遠藤潤准教授と

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