神道文化学部 在学生インタビュー(15)

2014年12月25日更新

『日本人であること』の意味について、自分なりに真剣に考えるようになりました

押本さん
フレックスB(昼間主)3年

「國學院ならでは」の授業の履修

私の実家は社家です。私は、神職資格を取得して父の跡を継ぐために、神道文化学部に入学しました。
神道文化学部では、『古事記』の講読や雅楽の実修等、「國學院ならでは」の授業が多く開講されています。入学後、私は日本の伝統文化や宗教、日本人の心の在りようについて、実に多くのことを学びました。「日本人であること」の意味について、自分なりに真剣に考えるようになったのです。

『古事記』の読み込みに熱中する日々

とりわけ私は、武田秀章先生の『古事記』講読の授業に心を魅かれました。『古事記』は、私たち日本人の信仰や精神を、ある時はとてもおおらかに、ある時は極めてドラマチックに伝えています。私たちの内なるDNAが、そこでは溌剌と息づいていました。
そんなわけで、3年次以降の演習科目では武田ゼミを選びました。ゼミでは、仲間と一緒に『古事記』の読み込みに熱中する日々です。

「生涯の友」の絆

入学当初は、私も不安なことばかりでした。学部の人たちと仲良くなれるのか、授業の取り方はどうするのか、サークルに入るか入らないか…。けれども、実は、みんな同じ悩みや不安を抱えて入学していたのです。
似たもの同士、最初はどこかぎこちなくでも、徐々に心と心が通い合うようになります。卒業時には、きっと「生涯の友」の絆が、いくつも結び合わされていることでしょう。

「人生の一こま」を、ぜひ神道文化学部で共有しましょう

神道文化学部での、日本の宗教や伝統文化に触れる学修。仲間との充実した日々。それは、「あなた」という人間を形作る、かけがえのない人生の一こまとなっていくことでしょう。
その大切な「人生の一こま」を、ぜひ私たちと共有しませんか。國學院大學神道文化学部とあなたとのご縁が結ばれることを、心から祈っています。

武田秀章教授より

「人生の岩戸」を、力強く押し開け!

前回のゼミ発表で、押本さんは、こう問題提起しました。「天の岩戸の伝承で、天照大御神は、神々によって『引き出された』のでしょうか。それとも『自ら決意して出てきた』のでしょうか。私は後者だと思います。みなさんはどう考えますか?」
ゼミでは侃侃諤々の議論が交わされました。
私は、『古事記』本文の解釈もさることながら、押本さん自身の人生への「決意」の深さを感じ、感慨ひとしお深いものがありました。押本さんは社家ですが、敢えて一般入試で入学したチャレンジ精神の持ち主です。『古事記』の神々は、敢えて試練に挑むチャレンジ精神の大切さを教えて已みません。
私は、押本さんが、我と我が手で「人生の岩戸」を力強く押し開いていくことを信じて疑わぬ者です。

ゼミの仲間と

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