文学研究科について

2016年6月7日更新

人間の営為を深く極める

 文学研究科は、日本文化の真髄を理解し、かつ幅広い知識を持つことで、新しい価値観を創造し、人類文化の発展に寄与できる優れた研究者や専門的業務に従事する者の養成を目的にしています。
 この目的のもとに神道学・宗教学専攻、文学専攻、史学専攻の3専攻を設置し、国内は言うに及ばず国際的にも専門性の高い、充実したカリキュラムを整えています。各専攻とも長い歴史を持ち、図書館や学術資料館(考古学資料館、神道資料館)などの豊富な資史料も活用しながら教育研究活動を行い、神道、文学、史学の分野に多くの研究者、教育者を輩出しています。さらに、文部科学省が推進する複数の研究プログラムへの採択や、専攻内の新コースの設置、カリキュラム改訂、学部生の大学院科目先取り履修制度の導入、入試制度の改革など、特色を活かした教育・研究、学部との連携強化が進んでいます。
 修士、博士とも、修了者には神道学、宗教学、文学、民俗学、歴史学の学位が与えられるのも文学研究科の特色で、今日では課程博士の学位を取得する大学院生も増えています。

  • 神道学・宗教学専攻

     神道学専攻では日本文化の中に脈々と流れ、また本学の建学の精神とも深い関わりを持つ神道について、歴史や実際の儀礼・実践を踏まえた深みのある研究を行っています。神道系の大学の特色を活かした専門性の高い研究成果を積み重ねています。
     宗教学専攻では、日本のみならず世界の諸宗教、宗教文化を視野に入れた実証性の高い研究を行っています。とくに現代宗教については特色ある研究成果があります。
     国外からの留学生も増加しており、国際化の時代にふさわしい神道研究、宗教研究ができる専攻分野です。図書館では関連する古文書類を含めた数多くの資料が利用でき、また研究開発推進機構の神道資料館、日本文化研究所と連携した調査研究や国際交流には実績があります。
     平成20年度からは首都圏の宗教系大学院との単位互換制度を導入し、多様な宗教について学べるように配慮しています。また平成23年度から発足した宗教文化士制度に対応できる演習・講義がそろっています。

    • 専任教員数
      8名 (平成28年5月1日現在)
    • 専攻分野
      神道学系
      宗教学系
    • 授与学位
      修士(神道学)/博士(神道学)
      修士(宗教学)/博士(宗教学)
  • 文学専攻

     文学研究は國學院の中核的な学問のひとつ。文学専攻は、文献学的方法論や民俗学的方法論などに基づく総合的な文学研究の伝統を受け継ぎ、さらに発展させるために、日本文学、日本語学、中国文学、伝承文学、高度国語・日本語教育の5コースを設けています。カリキュラムは、平成20年度から、「日本古典研究」や国際的・学際的視点を身につける科目群、企画力と調査方法能力を養成する研究実習科目も取り入れ、グローバル化時代に対応したものとしました。
     これらを基礎として、各コースでは専門分野から掘り下げて研究を行うことができるように、充実した科目を設置しています。文学・民俗学の研究者や中学・高校の教員を数多く輩出してきた伝統と実績を保ちつつ、近年は高い実践力を持つ国語教員や日本語教員の養成も進め、修了後には、タイ、台湾、中国などの大学で教員を務める者もいます。

    • 専任教員数
      21名 (平成28年5月1日現在)
    • 専攻分野
      日本文学
      日本語学
      中国文学
      伝承文学
      高度国語・日本語教育
    • 授与学位
      修士(文学)/博士(文学)
      修士(民俗学)/博士(民俗学)
  • 史学専攻

     多数の専門家を輩出している伝統の日本史学・考古学を軸に、外国史学、美学美術史、博物館学を合わせ5コースを設けています。学生の修学意欲に応えるべく、歴史地理学・文化財学関連科目も揃えてカリキュラムの充実を図っています。平成22年度より、美学美術史と博物館学コースが開設され、多くの学生が学んでいます。加えて、単位互換制度により明治大学・上智大学など他大学大学院の講義も履修可能であるなど、幅広い研究環境を整えています。また、専任の教授に加え、学界第一線の多彩な講師陣、文化財学・博物館学における実務家教員を擁しており、論文作成に専念できる研究指導体制が確立されています。近年では広くアジア地域を射程においた先史・古代文化交流史など最前線の歴史研究を組み込み、國學院ならではの多彩な独自の研究分野を積極的に開拓しています。また、所定の科目を履修することで「考古調査士」の資格を取得することができます。

    • 専任教員数
      16名 (平成28年5月1日現在)
    • 専攻分野
      日本史学
      外国史学
      考古学
      美学美術史
      博物館学
    • 授与学位
      修士(歴史学)/博士(歴史学)

単位互換制度

現在、本学大学院において単位互換の協定を締結している専攻は「神道学・宗教学専攻」と「史学専攻」となります。
この制度による履修者を委託特別聴講生と言います。

  • 協定大学
    • 神道学・宗教学専攻
      駒澤大学大学院 人文科学研究科
      創価大学大学院 文学研究科
      大正大学大学院 文学研究科
      東洋英和女学院大学大学院 人間科学研究科
      聖心女子大学大学院 文学研究科  
      立教大学大学院 キリスト教学研究科
    • 史学専攻
      青山学院大学大学院 文学研究科
      中央大学大学院 文学研究科
      上智大学大学院 文学研究科
      明治大学大学院 文学研究科
      立教大学大学院 文学研究科
      専修大学大学院 文学研究科
      国士舘大学大学院 人文科学研究科
      駒澤大学大学院 人文科学研究科
      東海大学大学院 文学研究科
      東洋大学大学院 文学研究科

文学研究科の教育研究上の目的

 文学研究科は、日本文化の真髄を理解し、かつ幅広い知識をもち、新しい価値観を創造し人類文化の発展に寄与することができる、優れた研究者及び専門的な業務に従事する者を養成することを目的とする。

 

神道学・宗教学専攻

 日本古来の伝統宗教である神道を中心とする日本の伝統文化に関して、歴史的思想神学的な理解を深め、内外の諸宗教及びそれに関連する宗教文化の意義と役割を比較研究し、幅広い人材を養成すること。

文学専攻

 文化・文学・言語に関する高度な研究の深化・発展を図り、その能力を有する研究者の養成、豊かな学識と高度な教育能力をもつ教育者の養成、及び専門的業務に従事する社会人の再教育。

 

史学専攻

 国内外の歴史学・考古学・地理学・博物館学及び美学美術史の幅広い分野に関し研究の深化・発展を図り、各種研究教育機関で研究教育に携わる優れた人材を育成すること、併せて社会人を積極的に受け入れ、幅広い人材を養成すること。

文学研究科の3つの方針(ポリシー)

  • 学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

     博士課程前期においては、文学研究科設置目的を実現するために編成されている専攻の教育課程を履修し、所定の単位を修得するとともに、専攻分野において、自ら研究課題を定め、これに関する先行研究の検討を行い、資史料についての専門的スキルと実証的な研究姿勢を身に着け、柔軟な発想と論理的思考で的確な解釈や分析を踏まえて新たな知見を加えた修士論文を提出し、かつ口述試験において的確な応答を行い、十分な学力があると認定された者に、その専攻分野を示す修士号を授与する。

     博士課程後期においては、専攻の教育課程を履修し、所定の単位を修得するとともに、なおかつ先行研究を踏まえて、新知見を加えた完成度の高い博士論文を提出し、かつ口述試験においても的確な応答を行い、研究者として自立できる学力があると認定された者に、その専攻分野示す博士号を授与する。また、自ら定めた課題に対する研究が独創的であり、新境地を拓いたと認められる博士論文を提出し、かつ口述試験において博士課程後期の所定単位修得者と同等の学力があると認定された者に対しても、その専攻分野を示す博士号を授与する。

  • 教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

     文学研究科の設置目的を具現化するために研究科内に神道学・宗教学専攻、文学専攻、史学専攻の3専攻を置き、さらに各専攻内に専門分野に基づいたコースを設けることによって、学生各個の研究課題を具体化できるようにすることを方針としている。その上で、博士課程前期(修士)と博士課程後期(博士)とを一貫させた教育課程として設けている。前期課程においては、広い視点と学識を涵養するとともに、専攻分野に関する高度な研究能力と専門的業務を担うための能力を培うことを方針として、指導教員による資史料の読解・分析ならびに実地調査などの研究指導を通じて、より高度な専門的かつ多角的な思考力や判断力を修得する専門分野の演習、論文指導実施する。後期課程においては専攻分野に関する自立した研究活動を行う能力と専門的業務を担うためのより高度な能力を培うことを方針として、専門分野の演習と論文指導演習を編成している。

     さらに博士課程前期ならびに後期においては、文学研究科ならびに各専攻の設置目的を実現するために、必要に応じて実習科目を設け、実地あるいは実務的な研究能力・専門的業務能力が修得できることも編成方針としている。

  • 入学者受入れ方針(アドミッション・ポリシー)

     神道学・宗教学専攻

     文学研究科の入学者は、文学研究科の設置目的である「日本文化の神髄を理解し、かつ幅広い知識をもち、新しい価値観を想像し人類文化の発展に寄与」したいという目的意識や志向性を有する者を対象とする。

     神道学・宗教学専攻においては、その資質として、神道文化をはじめ国内外の宗教文化に関する幅広い知識と具体的な研究課題を持ち、かつその学修・研究に必要となる問題発見能力、知識、技能などを備えていることを受入方針としている。

     さらに社会人や外国人留学生を対象とした入学者選抜制度も設け、大学院における学修・研究活動の活性化や視点の拡大などをはかることを方針としている。

     以上に加え、博士課程前期(修士)においては、学部教育における幅広い教養と基礎的な専門教育を修得した者を受け入れる。博士課程後期(博士)においては、博士課程前期(修士)修了程度の能力を有し、専門領域において独自の研究計画に基づく継続的研究を志向し、それを遂行するに足る能力と技能を備えた者を受け入れる。

     

     文学専攻

     文学研究科の入学者は、文学研究科の設置目的である「日本文化の神髄を理解し、かつ幅広い知識をもち、新しい価値観を想像し人類文化の発展に寄与」したいという目的意識や志向性を有する者を対象とする。

     文学専攻のおいては、その資質として、日本文学、日本語学、中国文学、伝承文学、高度国語・日本語教育の各コースに関する幅広い知識と具体的な研究課題を持ち、かつその学修・研究に必要となる問題発見能力、知識、技能などを備えていることを受入方針としている。

     さらに社会人や外国人留学生を対象とした入学者選抜制度を設け、大学院のおける学修・研究活動の活性化や視点の拡大などをはかることを方針としている。

     以上に加え、博士課程前期(修士)においては、学部教育における幅広い教養と基礎的な専門教育を修得した者を受け入れる。博士課程後期(博士)においては、博士課程前期(修士)修了程度の能力を有し、専門領域において独自の研究計画に基づく継続的研究を志向し、それを遂行するに足る能力と技能を備えた者を受け入れる。

     

     史学専攻

     文学研究科の入学者は、文学研究科の設置目的である「日本文化の神髄を理解し、かつ幅広い知識をもち、新しい価値観を想像し人類文化の発展に寄与」したいという目的意識や志向性を有する者を対象とする。

     史学専攻においては、その資質として、日本史学及び歴史地理学、外国史学、考古学、博物館学、美学美術史の各コースに関する幅広い知識と具体的な研究課題を持ち、かつその学修・研究に必要となる問題発見能力、知識、技能などを備えていることを受入方針としている。

     さらに社会人や外国人留学生を対象とした入学選抜制度を設け、大学院における学修・研究活動の活性化や視点の拡大などをはかることを方針としている。

     以上に加え、博士課程前期(修士)においては、学部教育における幅広い教養と基礎的な専門教育を修得した者を受け入れる。博士課程後期(博士)においては、博士課程前期(修士)修了程度の能力を有し、専門領域において独自の研究計画に基づく継続的研究を志向し、それを遂行するに足る能力と技能を備えた者を受け入れる。

このページに対するお問い合せ先: 大学院事務課

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