神道文化学部 卒業生インタビュー(1)

2014年7月11日更新

中学生たちに、日本の伝統と文化を伝えたい

公立中学校の教諭となった神道文化学部卒業生の声をお届けします。

佐藤さん
平成24年神道文化学部卒業、120期

千葉県公立中学校社会科教諭

日本の伝統文化の学びを求めて

私は、幼い頃から、日本の歴史や、伝統的な文化に心惹かれていました。國學院の神道文化学部では、日本の伝統文化を学びながら、教職課程を受講できます。私は、神道文化学部への進学を決意しました。

神道文化学部での学修

学部では、笹生先生のゼミ(「神道史学演習」)に入り、墨書土器など考古資料から、古代の祭祀や信仰を考える演習論文を纏めました。先生からは、考古遺物の扱い方、実測図の書き方等、とても親切に指導していただきました。

教員試験合格を目指して

神道文化学部で学ぶうちに、「この学部で得た学びの成果、学びの愉しさを、ぜひ子供たちに伝えたい」…そんな思いが、日々強まってきました。そこで私は、本格的に教員採用試験を目指すことを決めました。
試験勉強は、大学3年次に、教職総合ゼミに参加することから始まりました。それ以降は、夏期講習・専門教科ゼミ・個別指導・春季講習・合宿・直前講習など、大学で行われているすべてのセミナーに参加しました。またこの間、ゼミ仲間と模擬授業を行い、互いに批評し合って改善・向上に努めました。さらに教職総合ゼミで訪問した中学校でのスクールボランティア、特別支援学級での介助員等の経験も重ねました。
私が合格できたのは、同じ目標に向かって頑張った仲間の支えと、熱心に指導してくださった先生方のお力だと思っています。とても感謝しています。

志願者へのエール

神道文化学部だからといって、全員が神職を目指すわけではありません。学生は、神道の学びを通じて、教員・公務員・一般企業など、さまざまな道に進むことができます。どの道を選ぶかは、あなた次第です。みなさん、頑張ってどうか夢を叶えてください。

笹生衛教授(『宗教考古学 I・II』ほか担当)より

佐藤さんは、3・4年次の2年間、私のゼミで学びました。佐藤さんの研究テーマは、地元の遺跡から出土した墨書土器(墨の文字が書かれた土器)などを手掛かりに、古代の村々で行われた祭りの様子や信仰の内容を復元しようというものでした。講義の空き時間には、私の研究室で、考古遺物の実測図作成の手ほどきを受けるなど、熱心に取り組んでくれました。
佐藤さんが神道文化学部で培った広い視野と見識は、中学校の教育現場で、必ずや生かされてゆくことでしょう。

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

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