教授(特別専任)
菊地 康人
キクチ ヤスト
- 所属
- 文学部 日本文学科
- 研究分野
- 言語学,日本語学,日本語教育学
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研究・教育活動
学位
文学修士(文学関係) (1979年3月 東京大学)
研究テーマ
日本語文法,敬語,日本語教育設計
日本語学では,主に現代語の文法・敬語・意味を研究している。 文法のテーマは,「は」と「が」,「XはYがZ」文,受身,授受,とりたて,モダリティなど多岐に及び,いま変わりつつある諸相(「ら抜き」等)についても注目してきた。 敬語については,分類,承接,「させていただく」の分析など広く扱ってきた。 また,意味分析についての論文もいくつか発表してきた。 日本語教育については,日本語学的な研究と,私自身の日本語教育の経験を踏まえて,日本語教育方法の設計について提案する種々の論文を発表してきた。
論文
非母語としての日本語の読解上の難所-中上級を中心に、「ている」・「は」・連体修飾・文構造について-(2025/03/31)
現代語「こそ」を捉え直す-〈強調〉という名づけを超えて-(2025/02/28)
著書
敬語の事典(2022/09/01)
はじめて学ぶ日本語学-ことばの奥深さを知る15章-(2011/10/)
社会貢献活動
渋谷区民大学講座
生涯学習アカデミーちば 第10期 第4回
教員からのメッセージ
日本語を「外国語」として教えるのが日本語教育です。その方法を考えることで日本語を見つめ直すことにもなります。私は日本語学の研究者でもあり,実際に留学生に日本語を教えてもきました(前任校で)。その経験も踏まえて,日本語教育学の授業(日本語学的な内容も含む)を提供します。日本語教師をめざす人にもそうでない人にも,授業を通じて,これまで気づかずにいた日本語の魅力や奥深さを感じてもらえたらと思っています。