神道文化学部 在学生インタビュー(19)

2015年7月22日更新

世界を見る前に、まず自分の足元から見ていくことが重要だと考えて、神道文化学部に進学しました

菊地さん
フレックスB(昼間主)1年

神道文化学部への志望動機

日本の文化に興味があり、それを学ぶのに相応しい学部が神道文化学部でした。日本に古くから伝わる古事記等の神話をはじめとして、神道文化学部では日本古来の文化や信仰を基礎から学ぶことが出来ます。
グローバル化が叫ばれる昨今ですが、今私達がグローバル社会で生きていくために何をすべきかと言えば、やはり「己を知る」事だと思うのです。自分は一体何処から来たのだろうか、という起源を辿る事は重要です。自分のアイデンティティを持ち、客観的に世界を見ることが出来るようになるには、まず自らを知ることが必要なのです。
ですから、世界を見る前に、まず自分の足元から見ていくことが私自身にとっても重要だと考えました。私は高校時代までにあまりそういった事をしてきませんでした。そこで、改めて日本について学びたいと考え、神道文化学部に進学しました。

アイスブレイクで

「大学では神道と社会の関係性について学んでいきたいです」

大学4年間を通して、神道と社会の関係性について学んでいきたいと考えています。一般的に、神に対する信仰心が薄れてきたと言われる今、神道は現代においてどんな位置を占めているかを具体的にしていきたいです。
例えば、インターネットと神道の関連性を見ていく事で、伝統宗教である神道が、現代社会のなかでどう適応しているのかなどについて研究したいです。

「神道文化基礎演習のグループワークでは、ほかの人の発表を通じて、自分の発表の参考にしたり、新たな知識が発見できます」

石井先生の宗教学は1年生の必修科目で、宗教に対する基本的な考え方を学びます。各宗教の様々な儀礼や祭り等の現象を追い、それが何を示すのか具体的に説明してくれます。石井先生のユーモアある軽快な語り口が楽しい授業です。
また、神道文化基礎演習も必修の科目で、レポートの書き方や学校に関する基礎知識を学びます。とくに齊藤先生の演習では、神道や宗教に関して、各自で自身の関心にそくしたテーマを設定して発表をしていくのですが、それに先立ってグループワークによる発表準備も行います。自分のテーマについてグループ内で話し合い、本発表前の準備として自身のテーマへの理解と完成度を皆で高め合うことが出来ます。ほかの人の発表が事前に見られることで、自分の発表の参考にしたり、新たな知識を発見できるので、非常に有意義な学習だと感じています。

神道文化基礎演習グループワークで

将来の夢と今後の抱負

将来は神職になろうと考えています。祭式や研修など難しいものや試練もありますが、1年生の間は神道に関する基礎的な知識を完璧に学ぶことに専念したいと思い、まずは古事記の物語だけでも流れを完璧に覚えたいと考えています。

これから神道文化学部を目指す人へアドバイス

國學院大學では受験のチャンスが沢山あります。例えばA日程だけでも3日間のチャンスが用意されているので、全て受験する事をお奨めします。受験はその日のコンディションによっても結果が大きく左右されます。気持ちを大きくもつ事も大事ですが、多くのチャンスをもつ事で安心感を得る事も大切です。
また、神道文化学部を受験する上で色々な神社を実際に訪れてみる事をお奨めします。神道とはなにかを改めて知る意味でも、神社の多様性を肌で感じるといいと思います。

齊藤智朗准教授より

菊地君は、私が担当する神道文化基礎演習に毎回出席し、インタビューにもあるように、「インターネットと宗教」をテーマにして、グループワークを含めて計4回発表しました。その配布資料などを見ても、毎回自分のたてた目標をきちんと達成して、内容を深めていっている様子がうかがえます。最後の本番となる個別発表もとてもわかりやすく、また様々な事例を丁寧に紹介した幅広い内容のものでした。
グローバル社会で生きていくために、まずは「己を知る」ことだという高い志しをもって、神道文化学部に入学した菊地君は、卒業までに多くの知識を吸収して、神道のみならず幅広い教養を身につけてくれるものと信じます。将来は神職を希望しているとのことですが、きっと立派な神職になってくれるでしょう。期待大です!

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

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