神道文化学部 卒業生インタビュー(4)

2014年7月17日更新

懐かしい母校、4年間の学びを糧として立派な神職を目指します

宮本さん
平成25年神道文化学部卒業、121期

鶴岡八幡宮

一般家庭から神職を目指して

「神主になれる大学がある」…。父から國學院大學のパンフレットを渡された日が昨日の事のように思い出されます。お恥ずかしい話ですが、お寺と神社の違いもよくわかっていなかった高校2年生の時の話です。父は病気だったため、私が経済的に進路を選べずにいるのではないかと心配してくれていました。

鶴岡八幡宮への奉職

まともな知識も無いまま神社界へ飛び込んだ私でしたが、「フレックス奨学金」の支給と、「神社実習制度」からの奨学金をいただけたお蔭で無事に大学を卒業し、信じられないことに鶴岡八幡宮へ奉職させていただける事になりました。もちろん、学生時代には想像もできなかったような試練に直面することもありましたが、そんな時は、神社実習で身に付けた「神主魂」が大きな力になりました。
実習制度の経験無しに、今の自分は絶対にありえません。授業では週一回しか見てもらえない祭式作法も、住込み制度なら毎日が実践です。実習神社だった穴八幡宮と千住神社の方々には、本当にお世話になりました。

志願者へのエール

心配事があれば、大学の先生方が親身に相談に乗ってくれます。様々な制度を積極的に活用して、神職を目指してほしいと思います。

井上順孝教授(『宗教社会学 I・II』ほか担当)より

宮本君は、3・4年次の2年間、私のゼミ(「宗教学演習」)のメンバーでした。現代社会が投げかけている問題に積極的に取り組みながら、神職の社会的使命は何であるかを具体的に考えて、毎回熱心に演習に参加していました。神道文化学部の掲げている理念を十分理解し、それを体得した上で奉職してくれたと思っています。
神道文化学部の教員は、このような広い視野をもった若い人たちが育ってくれることを心から期待し、そのためのカリキュラムをさらに向上させていくことに日々努めています。

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

MENU