2015年2月18日更新
10月30日(木)2時限、岡田荘司教授「神道史学 I」の教室です。
「神道史学 I」では、古代から中世にかけての神道の歴史を、「神道史学 II」では近世から近現代に至る神道の歴史を学びます。
「神道史学 I」の授業、本日のテーマは、中世神道史に向けた「序説」です。
「中世神道の始点は、自然災害等が頻発した平安時代中期です。社会不安や治安の悪化の中で、仏教・陰陽道はじめ多様な信仰が、人々の心を捉えるようになりました」
「歴史学における中世神道史研究の主流は、神社や神道を『権力が民衆を支配するための教条・装置』として割り切ってしまうものでした」
「しかしそんな紋切型の見方で、神社や神道への「信仰」が受け継がれてきた事実を、本当に説明できるのでしょうか」
「神社はなぜ滅びてしまわなかったのでしょうか。神社が受け継がれてきた要因は何でしょうか」
「それを考えていくためには、(1)神社が地域と一体となって続いてきたこと、(2)天皇が祭り主として続いてきたこと、(3)古典を学ぶ「学問」の営みが続いてきたこと、この3点を見つめ直さなければなりません」
「中世から近現代にかけて、日本人は、古代を不易の原点として、各々の時代の神道を作り出していきました。先人と同様に、みなさんも、これからの時代の神道をデザインしていかなければなりません」
「これから、中世神道の歴史の中に、その手がかりを探っていきたいと思います」
岡田教授は、神道の歴史を学ぶ意義を切々と語りかけます。
受講生はみな熱心に耳を傾けていました。
このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部
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