神道文化学部の授業紹介 神道概論

2015年6月10日更新

5月15日(金)、西岡教授の「神道概論」の教室にお邪魔しました。
「神道概論」はその名のとおり、神道についての基本的な事柄を教える科目で、新入生必修の科目です。
教室は学生でいっぱいになっています。

今日は社殿についての講義で、神社本殿のさまざまな様式を解説しています。
本殿の様式には神明造や大社造、流造、八幡造、住吉造などがありますが、今回はとくに神明造と流造について取り上げました。

「神明造の社殿の前に、雨の時にも濡れずにお詣りができるようにと、向拝(こうはい)をつけたのが流造です」
黒板に図を描きながらわかりやすく説明します。

ただし、社殿の様式はあくまでも「型」にすぎません。
「神社の数だけ社殿のかたちがある」と言われているように、厳密には本殿のかたちは個々の神社で微妙な違いが見られます。

神社社殿のかたちは、それぞれの歴史に基づいてつくられているのです。

神社社殿の様式がもつ奥深さを切々と説いていた西岡教授でした。

西岡教授よりメッセージ

「神道概論」は、神道のイロハを学習する授業です。この授業を受けて、神道に関する基本的な知識を得るだけではなく、神道をまなぶ姿勢を身につけることが肝要です。

 

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