准教授

鈴木 崇義

スズキ タカヨシ

専門分野
中国古典文学
本学就任
2009年04月01日
担当教科
漢文学概説、漢文学概説(2)、基礎漢文学

著書・論文紹介

『七十家賦鈔』は、清代の学者であり文人(賦作家)でもあった張恵言によって編纂された賦集である。本書は、屈原(楚辞)から庾信までの70名の作家の作品を時代順に配列し、批評と注釈を附けているという特徴を有しており、賦というジャンルの隆盛した時代の画期を指摘していると考えられる。 本論は、いかなる意図をもって楚辞および漢魏六朝の作品を集めたのかを知るべく、その序文を読み解いた。その結果、張恵言が漢魏六朝という期間において、賦がいかに変化していったかをつぶさに見つめ、この時代にて賦の歴史は結末を迎えたと考えていたことを明らかにした。

國學院大學では、障害がある学生の学修支援として、主に聴覚障害学生に対してノートテイクによる情報保障の学修支援を実施した実績がある。これは、教育開発推進機構発足以前にも実施されていたが、聴覚障害のある学生が在籍していなかった、あるいは支援の申請がなされなかったことにより、支援の行われなかった空白の時期があった。ところが、平成24年度になって聴覚障害のある学生が入学し支援を申請したことから、改めてノートテイクによる情報保障の学修支援を実施することになった。当初はPEPNet-JAPANの教材を使用しながら手探りでノートテイカーの養成をしていたが、やがて外部講師を招き専門性の高い研修会を実施するに至った。同時に、学生同士でもノートテイクの練習会を自発的に開催する等、学生間における相互研修の様子も見られた。本稿は、これまでの障害学生の学修支援に関する調査についてまとめるとともに、ノートテイク支援体制の構築及びノートテイカーの養成について本学の実践を示すものである。

平成27年9月1日~4日に実施した、東北再生「私大ネット36」2016年夏スタディツアーAct4の引率を担当した。本シンポジウムではActの概要を紹介し、パネルセッションでは他のAct引率者とのディスカッションにより、東日本大震災の被災地である南三陸町の復興支援に学生が関与することの意義について意見交換を行った。

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教授からのメッセージ

[研究テーマ]
賦は長大な形式を持つ中国文学の文体であるが、従来の文学史においては、賦は漢代に隆盛したのみであり、後世にはふるわなかったと考えられている。しかし、漢代、特に後漢末の賦はその主題が多様化し、中には後世の文学の主題につながると見られる作品もある。現在、これらの作品を主要な文学テーマごとに系統立てて論証し、漢魏六朝を一つの区切りとして賦の文学史を考察している。
 
[学修支援]
大学生活の4年間は、それぞれの希望を胸に日々学び、有為な人材として社会へ巣立つ準備をする時間です。皆さんには國學院の建学の精神に則り、幅広い教養と深い専門知識を身につけ、また柔軟な思考力を養ってほしいと願っています。
しかし、何につけ物事というものは、そういつも順調に運ぶとは限りません。時には道ばたの小石につまずくように、ふとしたことで有意義な学生生活を送れなくなってしまうこともあるでしょう。授業が難しくてついていけない、大学に行くことが苦痛になってしまった……。様々に心配事はあるでしょうが、どうか一人で悩まず誰かに話してみてください。友達、家族、先生……きっとあなたの良き話し相手となってくれることでしょう。でも、もし悩みを誰にも打ち明けられないでいるのなら、そんな時は学修支援センターを訪ねてみてください。一緒により“よい”学生生活を送れるよう考えていきましょう。

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