教授

細井 長

ホソイ タケル

専門分野
国際経済学、中東地域経済
本学就任
2006年04月01日
担当教科
基礎演習A、基礎演習B、国際経営、国際経済、国際経済1、演習4、演習3(4)、演習2(4)、演習1(2)、スプリングセミナー(演習1)、サマーセミナー(演習2)、サマーセミナー(演習3)、前期課程・国際経済特論3(講義・演習)、後期課程・国際経済研究3(講義・演習)

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教授からのメッセージ

グローバル経済の主役~「多国籍企業」
 今、世界のどこに行っても、トヨタやホンダの自動車が街中を走り、PanasonicやSONYの製品や広告を目にします。逆に日本でもドイツのベンツやBMW、韓国のサムソンやLG等の外国企業が進出しています。こうした国際的に事業展開する企業を多国籍企業と呼びます。
 第2次大戦後、急速に成長した多国企業の登場は国際貿易のスタイルを大きく変えました。この企業は世界中に配置した子会社のネットワークを持っています。高度な技術を要する部品は日本で、簡単な部品はタイで製造し、最終的な組立を人件費の安い中国で行うというような分業を行うことで貿易が生じます。このようにひとつの多国籍企業グループ内で行われる分業のことを「企業内貿易」と呼び、現在ではこの貿易が世界貿易の約3分の2を占めています。
 資源のない日本は、かつて外国から資源を輸入し製品に加工して輸出を行い、経済成長を遂げてきました。日本の輸出攻勢の結果、輸出先市場、とくに米国との間で貿易摩擦を生みました。自動車産業はこの日米間の貿易問題を解決するため、日本からの輸出を抑制し、米国で現地生産するという手段を80年代からとっています。
 自動車産業の分野で米国のGM社は、長く生産台数世界一の座を保ってきましたが、今、日本のトヨタ自動車がGMを抜いて世界一になっています。
 自動車は米国の象徴的産業であり、このことが新たな日米間の政治問題になることが懸念されています。巨大多国籍企業は経済のみならず、政治にまで影響を与える存在になっているのです。

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