教授

針谷 壮一

ハリガヤ ソウイチ

専門分野
中国語学(現代中国語の文字・語彙・文法)
本学就任
2002年04月01日
担当教科
外国語文化基礎演習、外国語学1(中)、外国語学2(中)、ことばと文化、言語文化論、中国語演習1、中国語演習2、卒業論文、中国語演習4A、中国語演習4B

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著書・論文紹介

現代中国語を表記する文字「漢字」には、大陸で用いられる「簡体字」と台湾・香港で用いられる「繁体字」という二つの字体がある。本稿では、大陸・台湾・香港それぞれの地域での字体・字形に関する言語規範を紹介するとともに、この二つの字体の間の対応関係について現代中国語の使用実態に即して考察し、さらにコンピュータによる自動変換などで生じうる問題点を、具体的な例を挙げながら紹介した。

1958年に中華人民共和国で公布された現代中国語の発音標記法「漢字拼音」は、その制定までの数年間の間に、国務院のもとに設置された中国文字改革委員会を中心に激しい議論が行われ、また、議論途上の草案が新聞・雑誌に発表され広く意見を求める、といったことが行われた。本稿では、その過程で広く議論を巻き起こしたいわゆる「原草案」を詳細にふり返り、その議論で指摘された問題点を検討し、現行の「漢語拼音」に至るまでの道筋をたどった。

現代中国語の構文“很+有+NP”には、“很有魅力”「とても魅力がある」“很有可能”「大いに可能性がある」のような、NPに抽象的な「性質」を表す名詞句が用いられたものと、“很有些人”“很有幾個人”「多くの人がいる」のように、不定量の数量詞“一些”“幾個”「いくつかの」をともない、具象的な「事物」を表す名詞句が用いられたものとがある。 本稿では、後者の構文について、過去の研究を紹介しつつ、存在や所有を表す点、否定形がない点、他の程度副詞は用いられない点などの、前者の構文とは異なる特徴があることを指摘し、また、従来の研究では触れられていない点として、清末から現代に至る使用例を紹介しながら、この構文の現れる頻度がコーパスによって異なる点や、列挙するための導入句として用いられる例が多く見られる点などを指摘した。

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教授からのメッセージ

外国語を学ぶと「同じ人間なのに、こんなにも違うものか!」という新鮮な発見に出会うものです。中国語の探求を通して、人間とは何なのか、言葉とは何なのか、みなさんと考えていきたいと思っています。

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