神道文化学部 在学生インタビュー(31)

2015年12月24日更新

神道文化学部で多くの友人に恵まれました

永井さん
フレックスB(昼間主)2年

私は、北海道の社家の長男です。当初、神社を継ぐことには、抵抗がありました。
けれども、父が懸命に奉仕する姿を見て、自分もしっかりしなければ、という気持ちになりました。

私は自分の意志で、神道文化学部への進学を決めたのです。

現在は、とりわけ祭式の授業に興味があります。
父は、祭式に関して、「大学でしっかりしたものを教われ」というタイプでした。
いま作法や次第を学んでいると、自分が神職を目指していることを実感します。

また、昨年受講した武田秀章先生の『古事記』講読も興味深かったです。
社家でありながら神話をしっかり読んだことがなかったのですが、改めて読むと日本の起源のやうなものが見えてきますし、思った以上に親しみやすく読みやすいものでした。

神道文化学部には、ここでしか学べないことが多く、常に驚きや新鮮さがあります。

私は神道文化学部で多くの友人に恵まれました。
正直、神職として神社を護ることへの重圧はあります。
しかし友人と支え合い、助け合うことができますし、思いもよらなかった視点や考え方などに気付かされることが、これまでもありました。

大学の4年間、腰を据えてじっくりと学ぶことの大切さを、日々噛みしめているところです。

小野和伸准教授と

武田秀章学部長より

永井さんは、真面目で勉強熱心な学生さんです。
インタビューのあとで、こう話してくれました。
「父は、決して神職を継ぐことを強制しませんでした。神社での手伝いも、子供の自主性に任せていました。父も母も、自分の決意で神職の道を選びとってほしい、という気持ちだったのだと思います。神道文化学部に入って、私の「うひ山ぶみ」が始まりました。自ら選び取った道だからこそ、学びにもひとしお身が入ります。毎日が新たな発見の連続です。自分が神職を目指しつつあることを、ひしひしと実感しています」
私は、永井さんのお爺さんをよく知っています。
お爺さんは、人も知る神社界の豪傑型リーダーでした。
永井さんが晴れて学業を成就し、父祖以来の列に連なる日の到来を、期して待ちたいと思います。

武田学部長と

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