神道文化学部 在学生インタビュー(16)

2015年7月1日更新

自分の学びたかったことが、この学部にありました

中村さん
フレックスB(昼間主)1年

神道文化学部を選んだ理由

高校1年生のお正月、地元の神社で巫女の奉仕をさせていただきました。神社の祭りや歴史について、一方ならぬ興味を抱くようになったのは、その頃からです。
高校2年生の夏休み、國學院大學のオープンキャンパスを訪れました。そこではじめて、神道文化学部の存在を知ったのです。「自分の学びたいことが、この学部にあるかもしれない…。」そう思った私は、神道文化学部の受験を真剣に考えるようになったのです。

神道文化学部ならではの授業

神道文化学部の必修科目の中には、「この学部ならでは」のものがいくつもあります。その中でも特に「神道概論」(西岡和彦教授)や「宗教学」(石井研士教授)を興味深く聴講しています。
「神道概論」の授業は、社殿の造りなど基本的な事柄を、イラスト等の資料を用いて、分かりやすく説明してくださいます。家が神社ではない私にとって、とても有難い授業です。
「宗教学」の授業では、アニメや漫画の宗教性について考えたりします。思いもかけなかった視点から神道や宗教を見ることができて、興味が尽きません。

アイスブレイクでの中村さん

他学部の科目も幅広く履修できます

神道文化学部は、その名称の通り、わが国固有の文化である神道を学ぶ学部ですが、学部の科目以外にも、自分が興味を抱いた科目を幅広く履修することができます。
私は、政治・経済にも興味があったので、学部の垣根を越えて選択できる「副専攻」「全学オープン科目」の制度で、「法学」「人間と社会」などの科目を履修し、自分の知識を深めています。

充実した学生生活

とりわけ地方から上京する皆さんの不安は、「友達ができるのか?」ということではないでしょうか。
でも心配は無用。神道文化学部では「アイスブレイク」という行事が2回にわたって行われています。共同のワークやクイズラリーなどを通して、「友達の絆」を結び合わせることができます。
さらにサークル活動を通して、同じ学部だけでなく、他学部の人たちとも仲良くなることができます。私は神道系サークルの一つである禮法研究會に所属していますが、そこでは先輩の方々から、様々なアドバイスをいただいています。
禮法研究會の活動で、はじめて祭式の稽古を体験しました。日本人の礼儀作法のひとつひとつに、大切な意味が籠められていたことを、心から実感しました。とても感動的な体験でした。
神道文化学部では、家が神社という人だけではなく、私のように一般家庭の出身者も数多く学んでいます。そこには何の分け隔てもありません。入学してまだ3か月ですが、仲間との交流を楽しみながら、充実した学生生活を満喫しています。

受験生のみなさんへ

高校も3年生になると、いよいよ受験モードに突入します。「勉強が好き!」という人はあまりいないと思うので、これから1年近くは、辛い日々が続くかもしれません。
けれども、受験勉強は決して無駄にはなりません。大学生活のスタートに先立って、自分の力をしっかりと蓄えておくことは、とても大切です。今はきつくても、来年の春からの楽しい大学生活を思い描いて、ぜひとも頑張ってください。
夏休み、ぜひ本学のオープンキャンパスを訪れてみましょう、よい息抜きになる上に、受験へのアドバイスも貰えてオススメです。
来年の春、みなさんと会うことを楽しみにしています。

武田秀章学部長より

先日、アイスブレイクの写真を整理していると、中村さんの姿が何枚も写っていました。アイスブレイクのワークを、心からエンジョイしでいる中村さんの表情が、とても印象的です。
先週、中村さんが提出した「古典講読 I」のコメントペーパーには、次のような一節がありました。
「前回、「神道史学 I」の授業で、玄界灘の守護神・宗像大社について学びました。
今回の「古典講読 I」では、その宗像大社の「三女神誕生」の神秘な伝承を知ることができました。
色々な授業で学んだことが、自ずから繋がってきて、学びの醍醐味を実感しています。」 
新入生の中村さんにとって、学部の授業は「発見」の連続のようです。学部教員として、これほど嬉しいことはありません。
中村さんは、これからも学部の学びから、さまざまな「発見」を積み重ねていくことでしょう。
中村さんの学業成就・目標達成を、心から祈ってやみません。

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

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