神道文化学部 在学生インタビュー(13)

2014年11月29日更新

『世界の中の日本』を学ぶ

三戸部さん
フレックスA(夜間主)2年

神道文化学部を選んだ理由

神道文化学部進学のきっかけは、高校生の時に「国際交流プログラム」に参加して、世界各国の宗教や文化に興味を持ったことです。私はそこで、世界の文化を幅広く知ることと並行して、自分自身の母国の文化をもっと掘り下げなければならないことを痛感しました。
いうまでもなく、文化の根っこは宗教にあります。神道文化学部では、日本の宗教・神道を中心に、世界の宗教文化を幅広く学ぶカリキュラムが整えられていました。私は、熟慮の末、神道文化学部への進学を決めたのです。

神道文化学部の仲間たち

入学前は、神道文化学部の環境にうまく馴染めるか、いささか不安がありました。しかしそれは全くの杞憂でした。神道文化学部は、もちろん神社を継ぐ人たちが学んでいます。しかしその一方で、社家の出身でないものの、日本の民族文化に深い関心を抱く人たちもまた、数多く学んでいました。
神道文化学部の学生は、社家・非社家の別なく、成人加冠式や観月祭等、日本の伝統行事を、共に力を合わせて、大切に受け継いでいいます。そのことも、私には新鮮な驚きでした。

宗教文化コースの学び

学部の仲間の多くが、神職課程を取り、神職資格を取得しようとしています。その中で、私自身は宗教文化コースの学びに専念し、神職資格は取得しないことにしました。私は、入学前からマスコミ関係の仕事をしたいと思っていました。そのために、日本の宗教はもちろん、世界の宗教を幅広く勉強して、自分の将来に繋げていきたいと考えています。

受験を考えている方へ

小学生時代、私は、神社のこども会に参加し、中学からはそのボランティアを務めていました。神社と私の関わりは、それがすべてです。社家であれば当然の知識や作法は、ほとんど知りませんでした。
でも、心配することはありません。知らないことが多ければ多いほど、神道文化学部の学びによって、目から鱗を落とす機会が多くなります。必ずや「世界の中の日本」を、「日本の良さ、ユニークさ」を、新たに再発見することができるでしょう。
志願者のみなさん、神道文化学部で、ぜひともこのような経験を共にしましょう。みなさんのご入学をお待ちしています。

武田秀章教授より

本年10月、品川プリンスホテル「プリンスホール」で開催された就職懇談会。開会前、会場では、女性司会者が台本を読んで練習する声が響いていました。控室にも、実に玲瓏とした、美しい発声が聞こえてきます。「ほお、今日は、プロの司会者なんだ」。私はてっきりそう思っていました。
しかし、開会後、司会者として紹介されたのは、わが学部の2年生、三戸部さんでした。就職アドバイザーの三戸部さんは、大勢の大切なお客さまをお招きしたこの懇談会で、司会の大役を任されたのです。三戸部さんは、その大役を、見事に果たし終えました。

司会をつとめる三戸部さん

懇談会終了後、「素晴らしい司会だったね」と声をかけると、三戸部さんは、にこやかにこう答えてくれました。「高校時代、アナウンス部に入っていました。大学でもアナウンス部に所属して研鑽を積んでいます」
三戸部さんは、明確な志望動機、将来への展望を抱いて神道文化学部に入学しました。
そもそも神道文化学部は、全国で「オンリー・ワン」の学部です。「オンリー・ワン」の学部ならではのユニークな学び(日本と世界の宗教文化の幅広い学び)を就職活動で積極的にアピールして、NHKや大手新聞社等、マスコミ関係に進んでいった卒業生もおります。
三戸部さんが、そうした先輩のあとに続き、宗教文化の学びをしっかりと身に体して、自らの進路を力強く切り開いてことを、学部教員として心から祈っています。

就職懇談会のスライドから(本学就職サポーター作成)

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

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