神道文化学部 在学生インタビュー(1)

2014年7月14日更新

長年の希望を最も叶えられる場所として、私は神道文化学部を選びました

鈴木さん
フレックスB(昼間主)1年

神道文化学部では、神職にならない学生も数多く学んでいます

「神道文化学部って、みんな神職の資格をとるんじゃない?」
そんな風に考え、入学をためらってしまう人もいるのではないでしょうか。実際には、そんなことはありません。学部では、神職子女だけではなく、一般家庭に育った学生も多く学んでいます。私自身も、今のところは、神職課程には進まない予定です。

神道文化学部を選んだ理由

私は昔から、日本神話を初めとした宗教関係の事柄に興味があり、高校生の時、「神道をベースとして、民俗学や道教についても学びたい」、と思うようになりました。そして國學院大學神道文化学部が、最もその希望を叶えられる場所だったのです。
もちろん、神職の資格が取れる数少ない学校だから、そのために入学してくる人も多い、ということは知っていました。けれども、せっかく大学に進むのなら、自分が最も勉強したいことをまっすぐに勉強するのが一番良い、と考え、進学を決めました。

大学の授業は?

授業を受けていく中で感じたことは、中学や高校の授業に比べて、「自ら探求する」という姿勢が求められているということです。授業は、1年生以外の学生も多く履修していて、既に基礎的な知識があることを前提として進んでいくものもあります。また教科書に沿って順序だてて行う授業ばかりではありません。 知らないことは自分で調べ、出来る限り知識の土壌を豊かにした上で、授業に臨むことが大切だと思います。

破天荒な『古事記』にびっくり!

神道文化学部では、1年次に必修科目「古典講読I」(武田秀章教授担当)があり、1年間『古事記』をじっくりと講読します。『古事記』はとても有名な古典なので、「天の岩戸」や「オロチ退治」等、誰もが何かしらの話を聞いたことがあると思います。ただ、その内容は、仔細に読むと、あまりにもエキセントリックです。あらゆるものが神に成り、とんでもないドタバタがあり、およそ現代の感覚とはかけ離れています。しかし、そうした破天荒な物語の中にこそ、日本人の心の奥底に秘められている「赤裸々な魂」が躍動しているかのようです。毎回の授業の読み込みが、とても楽しみです。

これからの抱負は?

まだ入学して日が浅いため、具体的にこれからどのような研究をしていくことになるかは分かりません。東洋の宗教に関する講座を履修したり、2年次から副専攻で民俗学を学んだりして、神道をベースとした幅広い知識を身に付けた上で、自分の研究テーマを選び、さらに卒業後の進路も考えていきたい、と願っています。

武田秀章教授より

鈴木さんには、「古典講読 I」の第1回目の授業で、「イザナミノミコトのモノローグ」を語ってもらいました。突然の「無茶振り」でしたが、鈴木さんは、イザナミの魂が憑依したかのような迫真の語りを、見事に語り切ってくれました。教室は、やんやの喝采でした。
鈴木さんは、自らの「内なる声」に応える学びの場として、この神道文化学部を選んでくれました。鈴木さんだけではありません。神道文化学部では、数多くの女子学生が、それぞれの明確な目的意識のもと、いきいきと切磋琢磨しています。そうした女子の中には、就職活動においても、学部での「神道の学び」を正面からアピールして、一般企業の「内定」を勝ち取っていく人も、決して少なくはありません。
神道文化学部は、「元気男子」はもちろんのこと、意欲溢れる「元気女子」の入学を、心からお待ちしています。

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

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