神道文化学部 就職内定者インタビュー(13)

2016年12月5日更新

学部の学びは、即、日本社会のさまざまな現場で活かすことができます

三戸部さん
フレックスA(夜間主)4年

株式会社バンエイト内定

―就職内定おめでとうございます。

ありがとうございます。
フジテレビの関連会社「株式会社バンエイト」から内定をいただきました。
主にフジテレビの報道・情報番組で、カメラマンや記者・ディレクターとして番組制作を行う会社で、映像を再利用するためのアーカイブ業務も担当しています。さらには自社で番組やドラマを制作しています。
先週、内定式があったばかりです。

―いつ頃から放送・マスコミ関係を目指していたのですか?

高校時代の頃からです。将来はぜひ放送関係に進みたいと思っていました。
いよいよ大学進学を前にして、國學院、それも神道文化学部が射程に入りました。
「神道文化学部は、日本の宗教・神道を中心に、世界の宗教文化を幅広く学ぶカリキュラムが整えられている。その学びは、必ず自分の目指す進路にとってプラスに働くに違いない…」

就職懇談会で

―なぜ神道だったのですか?

もともと神道にはずっと親しんできました。小学生時代、神社のこども会に参加してきました。中学からは、明治神宮崇敬会の青年部で、幼児育成のボランティア活動を務めてきました。
高校在学中は「国際交流プログラム」に参加しました。自分の母国の文化をもっと大切にしなければならないことを痛感しました。
「神道文化学部で、自分の目標達成のためのバックグラウンドを作ろう…」
そんな思いから、入学を決めたのです。

―素晴らしい決断です。

入学後は、ダブルスクールで頑張りました。
週1回のペースでテレビ局併設のスクールに通いました。アナウンスや番組制作のスキルを学びました。
サークルもアナウンス部です。仲間たちと実践に励みました。お互い切磋琢磨し合いました。

就職懇談会で司会をつとめる(壇上は赤井学長)

―いつも目標を見据え、目的意識をもって学びました。

3年次、インターンシップにもチャレンジしました。
当初はテレビ局のインターンシップに出願しました。残念ながら選にもれてしまいましたが、ありがたいことにある新聞社からインターンシップのチャンスをいただくことができました。

―新聞社のインターンシップはどんな内容でしたか?

例えば「模擬記者会見」のトライがありました。環境問題に関わる会見という設定です。
必死で質問しました。持てる知識を総動員しました。
ついでその記事の作成です。徹底的なダメ出しと添削をいただきました。
他大の学生たちと、競い合いながらのチャレンジでした。
通常の学生生活ではあり得ない「他流試合」の機会にもなったと思います。

―3年次後半。就職活動が本格化しました。トータルで何社受験しましたか?

正確には数えていませんが、50社以上はアタックしたと思います。

―面接はいかがでしたか?

やはり神道文化学部という学部が珍しかったのでしょう。
まず真っ先に所属学部についてお尋ねを受ける場合も少なくありませんでした。

―どう答えましたか?

こう答えました。
「日本の宗教や文化はもちろんのこと、世界の宗教や文化を幅広く学んできました。その学びは、必ず取材や報道で活かせるものと思っています」

―面接で何かエピソードがありましたか?

「何か特技はありますか?」というお尋ねをうけましたことがありました。
「犬の鳴き声が特技です、今から鳴きます!」
まず大型犬の鳴き声、次に小型犬の鳴き声をパフォーマンス。
面接官の方々は大爆笑でした。

―まさに芸は身を助くですね。

地方のテレビ局も数多く受験しました。
まさに「全国行脚」状態でした。深夜バスで往復する強行日程です。翌日はいつもヘロヘロでした。

成人加冠式で

―地方局はどんな試験でしたか?

地域ニュース原稿の朗読がありました。模擬「現場レポーター」を振られることもありました。

―夏季休暇以降も、苦闘の日々が続きました。

最終面接まで漕ぎつけても、なかなか内定をいただくに至りません。
落ち込んでしまわないよう、いつも気持ちを切り替えながら、次々にトライしました。
おかげさまで、最終的には5社から内定をいただくことができました。

成人加冠式で

―本命の会社から内定が出たのは10月でした。その際の面接はいかがでしたか?

1次面接は、かなりの多人数だったと思います。
面接の際、担当の方が「神道文化学部サイトで、あなたの学生インタビューを読みましたよ」と仰ってくださいました。とても嬉しかったです。
続く2次面接が、最も過酷でした。
具体的な取材現場を想定した質問で、
「こんなシチュエーションでどう対応するのか?」
「こんな想定外の事態が発生した、どう対応するのか?」
そういった質問を次々にうけました。
臨機応変の対応力、コメント力を試すものだったと思います。

―いよいよ最終面接。

3次面接に残ったのが9人。そのうち内定が出たのは4人。
おかげさまで、そのうちの1人に入ることができました。
一緒に順番を待つ間の、あの息詰まるような緊張感は忘れられません。

―内定の決め手は何だったと思いますか?

すばり、尻込みしなかったことだと思います。
ひるむことなく攻めの姿勢で臨んだことが、効を奏したのだと思っています。

―もう内定式も済みました。明年4月からお台場でお勤めです。抱負はいかがですか?

大学生活で培った専門の勉強や研究の経験は、必ず役立つことを実感しました。
自身で長年目指していた業界なので、仕事を楽しむことは勿論、日々工夫をこらして、よい番組を届けられるようにしていきたいと思っています。
「2年目以降を見据え、人を生かせる上司になってほしい…」
社長から賜ったこのお言葉を、身をもって実行できる人を目指していきたいものと願っています。

―後輩へのエールをお願いします。

私の場合、神道文化学部生であることが、大きな武器になったと思っています。
4年間、一番大切な日本のことをしっかりと学びました。他大生・他学部生にはない強味だと思います。
学部の学びは、即、日本社会のさまざまな現場で活かすことができます。企業も、実はそうした人材を求めているのではないでしょうか。
尻込みせず、学部の学びを堂々とアピールすれば、必ず道は開けると思います。

武田秀章学部長より

三戸部さんは、明確な志望動機、将来への展望を抱いて神道文化学部に入学しました。
そもそも神道文化学部は、全国で「オンリー・ワン」の学部です。
三戸部さんは、「オンリー・ワン」の学部ならではのユニークな学び(日本と世界の宗教文化の幅広い学び)をしっかりとアピールして、自らの進路を力強く切り開きました。
その就職活動の軌跡は、必ずや後輩たちの何よりのお手本となるに違いありません。
卒業後の三戸部さんの活躍を、心から祈りたいと思います。

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

MENU