神道文化学部 就職内定者インタビュー(10)

2016年9月15日更新

後輩の皆さん、わが学部ならではのアピールポイントを、ぜひとも活かしてください!

秋元さん
フレックスB(昼間主)4年

株式会社はせがわ(お仏壇のはせがわ)内定

―就職内定、おめでとうございます。

ありがとうございます。
私は社家出身ではなかったものの、当然のように神職課程を履修していました。
実は3年次まで、神社への奉職か、一般企業への就職か、決めかねていました。
3年次の3月を迎え、有無を言わさず就職活動の方が先に回り出していった、という感じでした。

成人加冠式で

―雅楽サークルのメンバーでした。

所属していた雅楽サークル「青葉雅楽会」には、文学科、史学科など他学科の友人が大勢いて、普通に一般企業を目指していました。そういった人たちとお互いに相談し合い、情報交換し合っていました。

仲間と

―就職活動に向けて、どんな準備をしましたか。

企業からは、自らのキャリア形成・自己アピールが問われます。
大学で自分が何をやってきたか、何を身に付けたのか、ということを明言できるようにしておかなければなりません。
私の場合は、(1)神道文化学部で日本の伝統文化を学んできたこと、(2)その具体的実践として観月祭で雅楽を奉仕してきたこと、この2点がアピールの柱となりました。
おかげさまで本学部生ならではの、ユニークなアドバンテージになったと思います。

観月祭合同稽古で

―いよいよ就職活動がスタートしました。

怒涛の日々の始まりでした。手帳をご覧ください。スケジュールでびっしりです。
当初から職種を絞る人もいますが、私は幅広く色々な会社を受験しました。
5月中まで25社にチャレンジしました。1次であっけなくアウトの場合もあれば、最終面接まで漕ぎつける場合もありました。
最終面接までいったのは7社、内定をいただいたのは5社でした。

オープンキャンパスで

―「お仏壇のはせがわ」に就職させていただくことになりました。

「お仏壇のはせがわ」では、計8回の関門がありました。
受験した中で、もっとも関門が多い会社でした。
私自身をもっともよく見てくださり、選んでくださったと実感させていただきました。
そのご配慮に、ぜひお応えしていきたいものと願っています。

オープンキャンパスで

―最も重視されていたのは何だと思いますか。

ずばり人柄だと思います。
もちろん選考当初は学歴や学力が問われます。
けれども段階を経るにしたがって、「人となり」そのものを見る、という方向にシフトしていったのではないでしょうか。

祭式教室で

―面接で印象に残ったことは?

「自分を何に例えますか」という質問を何度か受けました。
こうお答えしました。
「動物では猫です!」

―その心は?

一見マイペースですが、いつの間にかその場になじんでいます。
「モノでは何にたとえますか」という質問もありました。
こうお答えしました。
「スポンジです!」

―その心は?

「柔らかな心で何でも吸収します」

ゼミで

―大切な心掛けです。今後の抱負は?

新入社員として、現場で働かせていただくことになると思います。
神道の学びで体得した「まごころとマナー」を活かし、精一杯お務めしていきたいと思っています。

―後輩にエールをお願いします。

神道文化学部は、日本の「こころ」を学ぶ学部です。
「こころ」を大切にする企業は、決して少なくありません。
私自身についていえば、雅楽をやっていて本当によかったと思います。
後輩の皆さん、わが学部ならではのユニークなアポールポイントを、ぜひとも活かしてください。
そうすれば、必ず道は開けると思います。

武田秀章学部長より

学部長室で

これまで「お仏壇のはせがわ」の社員の方と、何度かお話する機会がありました。社員の方は、「心の平和・心の豊かさ」をモットーとする企業理念と事業展開を熱心にお話しくださいました。これからの日本人の「こころの行方」について、しみじみと語り合った次第です。
「心の平和・心の豊かさ」。それは、本学建学の精神たる「神道の心」と深く響き合うものだと思います。
観月祭で雅楽奉仕を続け、「日本の心」をしっかりと身に体した秋元さん。次代の日本人に「心の平安」を齎すスペシャリスト目指して、どうか日々ご精進ください。

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

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