神道文化学部 卒業生インタビュー(5)

2014年8月13日更新

社会人として日本の精神文化を学び直す

矢内さん
平成26年神道文化学部卒業、122期

海外での経験から

私は、久しくシステム・エンジニアとして働いてきましたが、仕事で外国人と接触する中で、自らの日本文化に対する理解の無さを痛感するようになりました。そこで、日本文化の源流である神道をしっかりと学ばなければならないと考え、神道文化学部への入学を決意したのです。

フレックスA(夜間主)で会社勤務と両立

もちろん会社勤めとの両立は楽ではありませんが、フレックスAは授業が夜間の時間帯で開講されているのが大きな助けでした。科目選択には少なからず制約もありましたが、平日6・7限と土曜終日で、神職課程を含む既定単位をすべて履修することができました。また課外補講や、7限以降の諸先生による質疑対応など、一方通行ではない学修で、理解が一層深まりました。経済的には、フレックス奨学金が大きな支えになりました。

「日本の祭祀」の底知れぬ魅力を求めて

神道のみならず、宗教全般に関する幅広い科目が開講されているのが、神道文化学部のカリキュラムの特色です。ゼミでは、中西正幸先生の指導のもと、神社祭祀を研究し、演習論文を仕上げました。
これからも、「日本の祭祀」の底知れぬ魅力を求めて、一生研究を続けていきたいと願っています。
社会人のみなさん、もう一度日本の精神文化を学び直しませんか。神道文化学部には、一流の研究、弛み無い向上心、伝統に裏打ちされた教育精神が息づいています。

中西正幸教授(『祭祀学 I・II』ほか担当)より

矢内さんは、3年次から私のゼミ(神道学演習)に加わり、神社と祭祀を中心とした神道文化を熱心に勉強してくれました。関東有数の古社、氷川神社や貫前神社の祭祀に興味をもち、歴史的・社会的な視野から意欲的な探究を試みたのです。これからも、社会人経験を活かして、自らの研究テーマを深めてゆくことを祈っています。
神道文化学部のフレックスA(夜間主)では、職場勤務のかたわら、「夜間の時間帯」を利用して通学する社会人の方々が、生き生きと学んでいます。生涯学習の課題として、自らのライフ・ワークとして、「日本のこころ」の究明を志していただきたいものと願っています。

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