教授

内川 隆志

ウチカワ タカシ

専門分野
考古学・博物館学
本学就任
1987年04月01日
担当教科
博物館実習1

著書・論文紹介

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教授からのメッセージ

(1)考古学資料館収蔵資料の再整理・修復・研究・公開 
 考古学資料館では10万点に及ぶ資料が収蔵されており、資料の多くは設置から80年以上を経過する中で、購入・寄贈・調査によって収集したものである。これらの中には、長時間経過、数度にわたる移動によって再整理が必要な状態となっているものがある。また、経年劣化によって再修理が必要な資料が多くあり、それらの再整理と修復、公開を行う。既に平成20年から推進しているが、継続して整理作業を実施し同時に資料研究を推進するものである。                
(2)伊豆諸島における在地信仰の考古学的研究
 かねてより伊豆半島・伊豆諸島の古代から近現代に至る祭祀関係遺跡を重点的な研究対象と定め、重要遺跡の発掘調査や、和鏡等をはじめとする出土・伝世資料の資料化を推進してきた。これらの研究では、周知の遺跡、神社・寺院境内や、既知の資料を主たる対象としてきたが、八丈小島の鳥打・宇津木遺跡の発掘調査、あるいは三宅島における積石塚の分布調査を実施する中で、これまで遺跡としての認識が希薄であった小祠や、伴出する埋蔵文化財についても具に検討することが、当該地域における信仰文化の解明に当たって有効であるとの認識に至った。これまで伊豆諸島域における中近世の祭祀遺跡について、考古学的研究成果の学祭的視点での研究はなく、その施設造営、モノの評価、マツリの構造、さらには本土からの神社信仰と黒潮を介した琉球、南西諸島の要素などについて興味深い課題が山積している。
(3)近代学術資産資料化と地域連携活用に関する研究
 柴田常恵の拓本および宮地直一蒐集の神社絵葉書について、22年度までのプロジェクトの作業で漏れのあったものについてデジタルデータ化を行い、データベースを公開するにあたっての名称・場所・年代等の項目の調整を進める。野帳等の柴田資料中の関連資料や、考古学資料館所蔵の柴田資料についても整理およびデジタルデータ化を進める。これまで扱ってきた写真を含めて、これらの資料を用いた研究を進める。特に、柴田の写真・拓本から得られる情報を整理・分析するとともに周辺資料を合わせて検討する。

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