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宮城県名取市閖上・湊神社祭礼縁日支援学生ボランティア 活動報告

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2015年11月11日更新

 平成27年10月18日(日)、宮城県名取市閖上・湊神社(伊藤英司宮司)例祭・復興祈願祭にあたり、東京都台東区・下谷神社の阿部明徳宮司から、縁日出店への協力のお声かけをいただきました。
 本学では平成25年5月以降、東日本大震災に遭った地域コミュニティの再生に向けた支援活動として、神道文化学部が所属学生に呼びかける形で阿部宮司の呼びかけにお応えしてまいりました。このたびは昨年10月に発足したボランティアステーションを通じて全学生に参加を呼びかけることとなりました。
 神道文化学部生4名(うち3名はサークル「神社信興研究会」のメンバー)に加え、人間開発学部からも1名がボランティアとして参加し、東京の神職および関係者の方々とともに合計40名で縁日出店を行いました。
 参加者の1人、加賀美友里さん(人間開発学部健康体育学科4年)が参加体験記を寄せてくださいましたので、以下に紹介いたします。
 このたび貴重な機会をいただき、学生たちを受け入れてくださいました阿部宮司はじめ皆様に感謝申し上げます。(引率担当 黒﨑浩行神道文化学部教授)

 

閖上復興祈願祭ボランティア

人間開発学部健康体育学科4年 加賀美友里
 
天候にも恵まれた平成27年10月18日、宮城県名取市閖上に鎮座する湊神社で行われた秋の例祭・閖上復興祈願祭が執り行われ、國學院大學の学生5人と黒崎教授がボランティアとして参加致しました。私は、子供たちに縁日を楽しんでもらいたいという気持ちから参加致しました。
当日は名取駅から閖上湊神社の御鎮座されております日和山まで、車で送っていただきました。名取駅周辺はコンクリートで整備されていましたが、車が進むに連れ道路の両脇は嵩上げをされないままの土地が増え、この4年半を閖上の方たちはどのような思い出過ごされたのだろう、と思わずにはいられませんでした。
会場では、10時に神事が行われ、神輿渡御ののち縁日がスタートしました。國學院大學はヨーヨー釣りと金魚掬いを担当し、開店前は道具を作るなどの準備を進めました。子供たちは人懐っこく、開店前から来て一緒に金魚をのぞいたり、欲しい金魚を選ぶなどしていました。
開店してからすぐ行列が各店にでき、金魚掬いも大人気でした。は長い列ができましたが、並んでいる最中も子供たちは嬉しそうで、「うちに金魚いるよ!」「去年のお祭りで掬った金魚、まだ生きてるよ!」などと話しかけてくれました。並び直して2回以上来る子供もいて、そのうちに名前を覚えるほど仲良くなることもありました。子供同士の仲も良く、年上の子が年下の子の面倒を見ているという場面が多く見られました。
一方、会場にはステージの設営もされており、閖上大漁唄いこみや花町神楽の鑑賞をすることができました。また、保存会の皆さんによる閖上太鼓の演奏も行われました。東日本大震災で仲間、練習場を失ったことを受け止めているような、凛々しい表情をされていました。保存会の皆さんの荘勇な姿、会場に響き渡る力強い音色が、とても印象に残っています。
震災から4年が経ちました。この地区も嵩上げが始まり、実は昨年が最後の縁日支援になる予定だったそうです。昨年の縁日の翌日に起工式が行われたとのことですが、現地はまだ嵩上げは行われていませんでした。ともすると私たちは、嵩上げが即ち「復興」だと考えがちです。しかし、被災された方々にとっての復興や地元への想いはそれだけではないということを忘れてはなりません。また、縁日では私は当日のみの参加でしたが、前々から多くの方の努力によって、当日の片づけまでが無事に終了したことに考えを致さなければなりません。直接目にできなくともそこに思いを馳せることが、支え合って生きていく上で必要であり重要なことだと思いました。

このページに対するお問い合せ先: ボランティアステーション

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