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渋谷対談!Vol14 トップが語る Vision & Mission『國學院大學×日本コカ・コーラ』

グローバルへの飛躍は、「ローカル」の尊重から生まれる

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2017年6月27日更新

kok1738

渋谷を拠点とする國學院大學の赤井益久学長と日本コカ・コーラのティム・ブレット代表取締役社長。日本コカ・コーラの新社屋完成から約1年を迎えるのを機に、両者が対談。「未来に求められるもの」を語り合った。

PROFILE
赤井益久(あかいますひさ) ティム・ブレット
國學院大學 学長 日本コカ・コーラ株式会社
代表取締役社長
1950年生まれ、國學院大學大学院文学研究科博士課程を経て、1996年より同文学部教授。2011年に学長に就任 1968年生まれ。1997年ザコカ・コーラカンパニー入社。日本コカ・コーラ副社長を経て、2013年より代表取締役社長

▼ 渋谷に見る2つのサスティナビリティ

赤井 新社屋の完成おめでとうございます。同じ渋谷ということで、日頃から愛着を抱いてきました。本社リニューアルで六本木に一時移転された 時は寂しさも感じましたが、今は「お帰りなさい」という心境です。

ブレッ卜 ご近所からそのような言葉をいただけることに感謝いたします。 日本コ力-コーラは創業60年となる今年を、このグリーンな新社屋で迎えました。グリーンには2 つの意味があります。1つはサスティナビリティへの決意であり、もう1つはコ力・コーラの象徴であるガラスのボトルの色「ジョー ジア・グリーン」を表現しています。

赤井 サスティナビリティへの思いが込められていたのですね。日本の神社には「鎮守の杜」という森があるのをご存知ですか? 我々と同じ渋谷区にある「明治神宮の杜」は100年も前に設計されたもの。あの広大な森は人の手を加えなくても循環が生まれるように設計されています。まさしく100年前の日本人がサスティナビリティを意識していた証です。

2人は未来に必要なものとして「サスティナビリティ」をあげる

2人は未来に必要なものとして「サスティナビリティ」をあげる

▼ グローバル企業が地域を大切にする理由

ブレット それは非常に興味深いですね。我々は、ビジネスだけでなく地球や地域にも正しいことをせねばなりません。その想いから、使用した水の還元にも力を入れています。

赤井 素晴らしいですね。これまでは消費中心の社会でしたが、今後は限ら れた資源をいかに循環させるかが問われます。その循環型社会で何ができるのか、企業も大学も真剣に考えなければなりません。

ブレット それは地域への社会的責任を果たすことにもなります。製品を通じて地域のお客様に爽やかなひと時を提供するのが我々のミッションですが、それだけでは足りません。

赤井 本学は日本の伝統文化を大切にしている大学ですので、地域社会の大切さは絶えず意識していますが、こ れほどグローバルな企業が地域を大切にするのはなぜでしょうか。

ブレット 地域社会の活性化なくして企業の成長はないからです。そしてそのためにはローカルとグローバル両方の組み合わせが大切です。日本市場向けに開発された製品で、世界中に展開されているものも多数ありますし、日本国内においても、我々は地域ごとにローカルボトル会社を持っています。このローカルとグローバルの組み合わせこそが重要だと考えています。

グローバルを「ローカルの集合体」と捉えるその真意 とは

グローバルを「ローカルの集合体」と捉えるその真意 とは

▼ 求められる、地域性と国際性の両立

赤井 実は、本学のビジョンの中にも「地域性と国際性の調和」がありま す。グローバルはあくまでローカルの集合体であり、自分の地域や環境を見つめてこそ他文化に敬意を払えるのではないかと。それは教育にも言えることで、自身のアイデンティティを学んでこそ世界で活躍できる人が育つのだと思います。

ブレット 我々の会社は海外から日本に来る人材も多数います。私もその一人です。そこで大切なのは、日本や地域の歴史、文化や仕組みを学ぶこと。実は6月一杯で私は日本を離れるのですが(西ヨーロッパ地域の代表取締役社長に就任)、私にとって日本や渋谷はずっと特別な存在です。そして、これからも日本コ力・コーラは日本や渋谷という地域を理解し、地域社会に貢献していきます。ぜひ今後とも「良き隣人」でいてください。

赤井 これからも同じ渋谷の隣人として協力していきたいですね。次のス テージでのブレッ卜社長のご活躍を、心から期待しています。

トクホの「コ力・コーラプラス」のほか、アジアなどで売られる「ジョージア」「綾鷹」 「い・ろ・は・す」など日本市場向けに開発され、アジアなどで展開されている 製品もある。

トクホの「コ力・コーラプラス」のほか、アジアなどで売られる「ジョージア」「綾鷹」 「い・ろ・は・す」など日本市場向けに開発され、アジアなどで展開されている 製品もある。

赤井 益久

1950年9月6日生まれ。國學院大學学長・國學院大學文学部教授、博士(文学)。1976年に早稲田大学第二文学部東洋文化専修卒業後、1983年に國學院大學大学院文学研究科博士課程後期満期退学。2011年4月に國學院大學学長に就任し、現在に至る。本学以外では中国古典学会理事、日本中国学会理事も務めている。

このページに対するお問い合せ先: 総合企画部広報課

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