野本 茂夫

教授

野本 茂夫

ノモト シゲオ

専門分野
保育臨床相談、保育・幼児教育
本学就任
2011年04月01日
担当教科
教職実践演習、保育臨床相談、保育臨床相談演習、演習(人間開発学部)、導入基礎演習、教育実習1A(事前指導)、保育内容(人間関係)、子ども支援論(どの子にもうれしい保育)、保育内容(環境)、演習・卒業論文(人間開発学部)、教育実習1B(事後指導)、教育実習2(参観実習)(幼)、教育実習Ⅲ(教壇実習)(幼)、保育実習1(保育所)、保育実習1(施設)、保育実習2(保育所)

著書・論文紹介

現代保育が多様化・複雑化・深刻化してきている中で、保育者が保育実践に結びつく研修を提供するにはどのような方法や内容にしたらよいか研修企画者と保育実践家の考えを同僚性と専門性という視点より検討したものをまとめた。教育・保育の実践家が育ち合う支援体制を作るには、保護者が研修に主体的に参加し当事者性を持った話し合いができる研修が保育実践に有効に結びつくのではないかと考えられた。日本保育学会第67回大会における同名の学会企画シンポジュウムの内容を代表者として取りまとめ掲載したもの。

特別支援教育が進められている中で、ことばの教室は、教室内の人材、校内の関係、専門的な研修、指導方法、複雑化・深刻化する児童の問題等、多様化する教室の課題にどう対応したらよいかに行き詰まり解決の対策が必要になっている。こうした問題や課題を実践者である教師が対話を通して、新しい発想やアイデアや創発し重ね合わせることで、手ずまりな局面での対策を考える方法として、ワールド・カフェを用いた取り組みを紹介しその展開を解説した。

幼稚園や保育所における発達に障害のある子どものいる保育についての考え方、指導のあり方、支援の方法について分かりやすく解説した。発達障害のある子どもに必要な保育のあり方、発達障害のある子どもと保育者や周りの子ども達、保護者とのかかわりのあり方について、保育の視点からどう支援したらよいか解説した。また、療育と保育の役割の違いについて整理し説明した。そして、発達障害のある子どもとともに育つどの子にもうれしい保育の考え方を示した。

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教授からのメッセージ

 幼稚園で、ひたすらどろ遊びをしている男の子がいました。雨が降っても、毎日、泥をこねています。器用な手つきで、様々な性質の砂や土を集め、微妙に量を調整した水を加え、多種類の器や泥をこねる道具を使いこなして、複雑な工程を経て他の子どもにはまねのできない泥こね遊びをします。彼の泥こね遊びの魅力に惹かれて、他の子もいっしょに遊ぶようになりました。男の子はその泥こね遊びをするとき、「オーバークローバーつくろう!」と言って友達を誘います。
 「オーバークローバー」という不思議な言葉は、いったい何を指しているのでしょうか。いっしょに遊ぶ子ども達に尋ねてみると「ウンチでしょう」と笑って答えます。しかし、男の子の泥のこね遊びを観ていると、とてもウンチには思えません。ある時、私は「ねえ、○○ちゃん。オーバークローバーってなあに?」と尋ねてみました。すると、男の子は、ニヤッと笑いを浮かべ「おとなを固めるもの」っと、ささやくように答えました。その言葉はストンと私の腑に落ちたと同時に、背筋がぞくっとするような怖さも私に感じさせました。
さて、オーバークローバーの意味はわかったのですが、なぜ「オーバークローバー」と男の子は呼んでいたのかまだ分かりません。私はずっとなぜか考え続けていました。そして、3年ほど過ぎた昨年の春、遂にその訳に気付きました。保育には、正解があるわけではありません。私なりに納得できたというだけですが、その発見に少し感動してしまいました。皆さんも、その訳を知りたくありませんか。授業でいっしょにこんな子どもの世界を考えてみましょう。

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