石川 清明

教授

石川 清明

イシカワ キヨアキ

専門分野
幼児教育、特別支援教育・保育、幼児の言語発達
本学就任
2011年04月01日
担当教科
保育内容(言葉)、保育実習指導ⅠB、障害児保育1、障害児保育2、導入基礎演習、保育実習指導ⅠA、保育内容総論、障害児の理解と指導、演習(人間開発学部)、演習・卒業論文(人間開発学部)、保育実習1(保育所)、保育実習1(施設)、保育実習3(施設)

著書・論文紹介

幼児が描いた樹木画テスト結果の「幹部」の解釈について示唆を得るため、絵本27冊、保育雑誌の壁面装飾の34例に樹木がどのように描かれているのかを整理した。絵本の68%に切り株や洞など「解釈の指標」が描かれており、同指標は、幼児が、よく目にする樹木の形態と捉えることが推定された。切り株は、主人公が憩うイスやテーブル、ステージなど、洞は、鳥や小動物と共に描かれて暖かい雰囲気と皆が集う場所や家として表現されるなど親しみの持てる場面が描かれていた。こうしたことから、切り株や洞の解釈にあたっては、成人とは異なるイメージをもとに描いている可能性に留意する必要性や幼児の心理特性に考慮した視点に立った解釈の重要性について言及した。

学修支援が必要と思われる学生に対する本学の取り組みと保育系学科である本学科における特徴とこれまでに実施した個別面談指導の内容分析などをまとめた。本学科にみられた特徴と現状を報告し、初年次からの少人数指導の有効性や履修上の問題を引き起こす背景となっている要因ならびに必要とされる早期対応、生活指導の必要性など、得られた知見のいくつかを報告した。

保育者が身につけていることが求められる文章記述力は、保育記録、指導計画案、連絡帳など多岐にわたり、養成の過程では授業ノートに加えて実習日誌や保育指導案の記述も一定の水準に達していることが求められる。そこで平成26年度子ども支援学科入学者105名を4グループに分け①室内遊び②運動遊び③積み木遊び④段ボール遊びを各40分行い、直後に体験を自由に記述することを求め、内容を検討することで1年生の文章記述力を把握し授業改善に役立てようとした。記述量や視点の変化に見られた特徴、グループ内の関係性の変化など得られた知見を報告した。

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教授からのメッセージ

 「人」が成長する過程で獲得する「話ことば」に興味を持ち、言語発達とその障がいについて研究を進めてきました。いつの頃からか、話しことばだけでなく、もっと幅広く「人」のとる様々な行動を「コミュニケーション行動」の立場から捉えなおすことで「人」の様々な側面を理解し、教育・保育に役立てようと考えています。
 幼児教育では、子どもの自主性や主体性を大切にして、「援助」という言葉をよく使います。従って「教えてあげる」とか「してあげる」「手伝ってあげる」という表現は用いません。それはなぜでしょうか?では、どのような表現を用いているのでしょうか?こうした「保育の心」を共に学び、子ども達の成長や発達について探求し、子ども達や保護者の立場でものが考えられ、行動できる保育者を目指してください。
 人間開発学部には、高等学校の時とは違う学びがあります。
 4年間を漫然と過ごすのではなく、自己の目標をしっかりと見据え、同じ目的を持った友人と充実した時を過ごし、本学の「建学の精神」を理解し実践できる教育者として大きく成長することを願っています。
 私は、大学時代に師と仰げる恩師と出会い、友と呼べる友人とも出会い、今でも四十年に亘る親交が続き何ものにも替え難い存在となっています。皆さんにもきっと「素敵な出会い」があり、さらに、生涯の財産となるような経験がこれからの4年の間にたくさんあると思います。未来に向けて堅実な歩みを進め、さらなる皆さんの活躍を期待しています。

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