大学院概要

2024年4月26日更新

大学院について

  • 伝統と実績の國學院大學大学院

     國學院大學大学院は、昭和26(1951)年に文学研究科が設置され、その後昭和42(1967)年には法学研究科、同43(1968)年には経済学研究科が設けられ、本年で創設67周年を迎える国内で最も歴史のある大学院のひとつです。現在は3研究科で、神道学・宗教学、文学、史学、法律学、経済学の5専攻を擁し、長年の教育研究の伝統を引き継ぐ論文指導演習・研究指導と演習科目を中心に、200を超える講座を開講しています。
     教育研究の精神は、國學院大學の母体である皇典講究所開黌の告諭にある「凡学問ノ道ハ本ヲ立ツルヨリ大ナルハ莫シ」を旨とし、各分野の資史料を読み解き、研究史と研究動向の解析を踏まえつつ、現代社会が抱える諸問題に鋭く切り込む教育研究活動が日々展開されています。
     学位授与数は、令和3年3月現在で、修士が3,435件、博士は課程博士が272件、論文博士が323件となっています。文科系大学院としては国内有数学位授与数を誇り、世界的研究拠点として豊かな研究実績を有し、優秀な研究者と高度な専門職業人を毎年多数輩出しております。

     学修支援体制としては、従来から在学生を対象とした本学独自の奨学金支給をはじめ、教授法の修得を目的とした「ティーチング・アシスタント(T・A)制度」、大学院の特定課題研究に従事する「ポスト・ドクター(P・D)研究員」と「リサーチ・アシスタント(R・A)制度」、課程博士号取得者を対象とした博士論文刊行助成制度を設けています。
     また、在学生の海外での研究活動を支援する「国際交流旅費補助」や「協定留学及び認定留学奨学金制度」、特別研究員(課程博士号取得者)への海外研究を含む研究支援など、学術研究のグローバル化に対応できるような人材養成制度が整っています。
     そのほか、博士課程前期終了後、博士課程後期への進学準備期間や、博士課程後期において所定単位を修得後に博士論文を執筆する期間、特別研究生として継続的に教員の指導を受ける制度も設けています。また、海外大学大学院に在籍中または正規の課程を終えた学生で、本学大学院での研究を希望する者を受け入れ、国際的な学術交流を推進する国際特別研究生の制度も設けました。
     資格等の取得については、中学校・高等学校教員の専修免許状取得、高度な能力を持つ日本語教員、考古調査士、博物館の上級学芸員、税理士など、専門職を養成するコースや講座の開設も行い、これらの職に従事する修了者を毎年輩出しています。

     大学院は、学士課程での学修と研究を基礎に、より幅広い学識の修得と独創的かつ自立した研究の進展を実現していく場です。一般入試のほか、社会人・外国人留学生対象の入試、本学学部からの成績・推薦入試など、多様な入試制度を実施しています。そして平成31年度春季入試からは、文学専攻において他大学学生も学部成績によって筆記試験を免除する「学外成績選考」制度を設け、研究意欲の高い学生へ門戸を広げています。
     また、正規生以外にも、聴講生や科目等履修生として授業を受講することができる制度も設けています。

  • 大学院の教育研究上の目的

    本大学院は、法令の遵守・人権の保護を徹底して研究倫理を確立し、教学を通じて人格の陶冶に努める。それを基盤として、神道学・宗教学・文学・民俗学・史学・法学・経済学に関する専門分野を教授・研究し、自立して研究活動を行う者及び専門的な業務に従事する者の高度な研究能力と豊かな学識を涵養し、人類文化の進展に寄与することを目的とする。

  • 大学院の博士課程教育実施方針(3つのポリシー)

    学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

    博士前期課程においては、研究科で定める教育課程の単位を修得し、専門的知識を自らのものとするとともに、主体的に研究課題を定め、これに関する諸研究の検討を行い、十分な学力があると認定された者に、その専攻分野を示す修士の学位を授与する。程においては、研究科で定める教育課程の単位を修得するとともに、その分野の研究動向を理解した上で、独自の見解を含む博士論文を提出し、かつ口述試験において的確な応答を行い、その分野で継続的な研究が行い得ると認定された者に、その専攻分野を示す博士の学位を授与する。また、自ら定めた課題に対する研究が独創的であり、新境地を拓いたと認められる博士論文を提出し、かつ口述試験において博士後期課程の所定単位修得者と同等の学力があると認定された者に対しても、その専攻分野を示す博士の学位を授与する。

    教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

    大学院の設置目的を実現するために文学、法学、経済学の3研究科を置き、大学院学生が、学知を主体的に選択して、自己の研究に取り組む能力を涵養し、研究指導・方法の多様性と、自己の意志に基づく自由な選択を保証することを方針として教育課程を編成する。この方針に基づいて、全研究科を通じて開講科目を全セメスター化とし、博士前期課程と博士後期課程とを一貫させた教育課程として設ける。また、各研究科ごとに演習、論文指導演習、研究指導、専門講義科目あるいわコースワーク科目、アカデミック・ライティングなどを設置するとともに、複数の教員による指導制を確立する。

    入学者受入れ方針(アドミッション・ポリシー)

    大学院ならびに各研究科設置の目的と合致する、積極的な目的意識や志向性を有するとともに、研究科の学修ならびに研究に必要となる基礎的な知識や能力などを備えていることを受入れ方針としている。また、学士課程(学部)修了者を対象とする一般入学に加え、学士課程(学部)において優秀な成績を修めている多様な入学制度を設けることで、大学院における学修・研究活動の活性化や視点の拡大をはかることを方針としている。

  • 学位

    学位」では、「博士学位授与者数」「博士学位授与論文の題目」「博士学位論文審査の要旨」等の情報を公開してます。また、課程博士学位申請予定の方は、同ページ内の「課程博士学位授与までの流れ」をご覧ください。

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