人間開発学部

2021年7月28日更新

能力や才能を引き出す「人づくりのプロ」として、教育・保育・健康管理の現場に貢献する。

初等教育学科

少人数教育と体験型授業で対応力を磨く

初等教育学科が育成を目指すのは、一方的に教えるだけでなく、子どもの「頑張りたい」気持ちや能力を、温かく見守りながら引き出すことのできる小学校(幼稚園)教諭です。そのような「人づくりのプロ」になれるよう、少人数教育と体験型授業をカリキュラムに取り入れています。例えば、1年次には学生約10名に対して指導教員が1名付く「ルーム制」を採用して、教員と学生の距離が近くなるようにしています。ルーム単位で行われる「導入基礎演習」では、大学での学修に必要となる基本的な能力を身に付けるための授業を中心に、学生自身が主体的に学べる環境を作っています。体験型授業の代表としては、2年次に小学校でお手伝いをしながら子どもたちと触れ合う「教育インターンシップ」が挙げられます。1年次から参加できる教育ボランティアと3年次の教育実習との間をつなぎ、教育現場を体験できる機会として大きな意味を持つ一連のプログラムとなっています。

「民学官」地域住民・大学・行政の連携を推進

学部付設の「教育実践総合センター」を通じて地域の学校への教育インターンシップ派遣などを行い、地域との連携を大切にしています。

健康体育学科

相手を深く理解して能力を引き出す指導者を育成

健康体育学科は、実技・身体能力重視の指導者育成を行う従来型の体育系学部・学科と一線を画し、幅広い年齢層へのスポーツ・運動・健康指導を視野に入れた「人間力」を開発することのできる指導者を育成する学科です。高い運動能力や優れた競技成績ももちろん大切ですが、それ以上に、相手の個性を理解し能力を引き出す力や、失敗や挫折の中に潜在的な可能性を見いだせるしなやかな心を育てることを重視しています。健康体育学科が送り出そうとしているのは、これからの社会のニーズに応える新時代の保健体育教諭やスポーツ指導者、地域社会のスポーツリーダー、一般企業で活躍するリーダーです。

「地域ヘルスプロモーションセンター」での実地の学び
地域住民・大学・行政連携の一環として、学部付設の「地域ヘルスプロモーションセンター」を中心に、運動教室などで地域の方々の健康づくりのお手伝いをしています。センターは、学生にとってカウンセリングや運動プログラムの作成などを実地で身に付けられる学びの場です。

子ども支援学科

「理論」と「実践」を往還しながら学ぶ

子ども支援学科は、多様な保育・幼児教育・子育ての場での「子ども支援」「子育て支援」を探究します。新しい時代の保育・幼児教育を創造し、今、社会が求める質の高い保育の担い手を育成します。特長は、幼児教育・保育の「理論」と「実践」を往還させながら学べること。講義で学んだことを演習や実習で体感し、自らの体験に基づいた理論として積み重ね、現場で役立ち活躍できる実践力が身に付きます。目指すのは、保育・幼児教育を修め、医学・心理学的知識や、保護者に対するカウンセリングの技術、地域をまとめる指導力などを幅広く備え、家庭と幼稚園・保育所・認定こども園、小学校、行政を結び付けた「子ども支援」を構想できる、子育て支援のプロです。幼稚園教諭一種免許と保育士資格の同時取得が可能であることも、子ども支援学科の魅力のひとつです。

地域の子どもたちとの交流で学びのヒントを得る
地域との連携を重視し、市民参加型のイベントを多く開催する人間開発学部。子ども支援学科の学生も、人形劇やおもちゃ作りなど、親子向けの企画で活躍しています。こういったイベントは、地域の子どもたちから生きた学びのヒントを得るチャンスです。

このページに対するお問い合せ先: 國學院大學 総合企画部入学課

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