文学部

2021年7月28日更新

日本という国を深く見つめ、言語や文化、思想や芸術を学ぶ。

日本文学科

3専攻に分かれて日本の文学・言語・文化をより深く学ぶ

明治15(1882)年に設立された皇典講究所の伝統を引き継ぐ日本文学科は、古代から現在に至るまでの文学・言語・風俗習慣・儀礼などを研究する学科です。日本文化を総合的・体系的に捉えていくとともに、古来の日本人の精神や文化に対する学びが、今を生きる私たちの生き方や創造の指針となることを目指しています。1年次は基礎を幅広く学び、2年次から3つの専攻に分かれて専門を深めます。

各種専門領域を学ぶ/免許・資格を取得する
3つの専攻とは別に、「日本語教育学」「国語教育学」「書道」の各領域を設置しています。3専攻のいずれかに属しつつ、目的に応じて履修し、各専門領域を深め、教員免許取得に繋げたり、大学院進学に繋げたりすることができます。その他、表現や創作に関わる内容を学ぶ「表現文化領域」も設置されています。また、図書館司書・学校図書館司書教諭の資格を取得するための課程を履修することもできますし、古典教育のスペシャリストを目指す副専攻プログラム「古典教育研究」もあります。

中国文学科

3つの能力の養成を柱にカリキュラムを構成

中国古典文学の研究を中心に、その関連分野を幅広く学べるようカリキュラムを編成している中国文学科。「古典読解力」「中国語運用能力」「漢字情報処理能力」という3つの能力を育てることを柱として、世界に通じる広い視野と豊かな人間性を備えた人材の育成を目指しています。
1年次に基礎となる講義を受けた後、2年次に進級する段階で4つのプログラムの中から学びたい方向をひとつ選びます。コース制と違って、3年次の後期までプログラムを変更することができます。また、中学・高校国語科教員志望者を対象に古典教育のスペシャリストを養成する副専攻「古典教育研究」プログラムなど、ニーズ別のプログラムも充実しています。

生きた中国語や文化を学ぶ留学を重視
2年次には、中国語教養プログラム選択者全員と、他のプログラム選択の希望者が、協定校である中国語圏の大学に4カ月間留学します(セメスター留学)。どの学科からでも参加できますが、中国文学科では独自にセメスター留学をカリキュラムの中に位置付けて参加を強く勧めており、多くの学科生が参加しています。

外国語文化学科

言語と文化を総合的に学ぶ

外国語文化学科は、「外国語」と「外国文化」を学ぶ学科です。世界のさまざまな地域を知り、そこに住む人々と触れ合いたい。そんなとき、その土地の言語を学ばなければ、文化を理解することはできません。他方で、文化を知らなければ、言語を使いこなすこともできないのです。言語と文化は一体のもの。こうした考えのもと、言語と文化を総合的に学ぶことで、日本文化と外国文化の違いや共通点を理解し、異文化間の橋渡し役となるグローバルな視野を持った人間を育成します。

2つのコースで理解を深める
外国語文化学科では、必修として全員が英語を学ぶ他、入学時からドイツ語、フランス語、中国語のいずれか1言語を選択し、合わせて2言語を4年間学びます。同時に、英語・ドイツ語・フランス語・中国語圏の文化について幅広い知識を得ることで、主体的に異文化コミュニケーションに関わる力を養います。言語に重心を置くか、文化に重心を置くかにより、2年次に2つのコースのいずれかを選択し、学修を深めます。

史学科

「あたえられた歴史」から「創り出す歴史」へ

高校までの歴史は暗記が中心ですが、大学で学ぶ歴史学は「自ら創り出す歴史」です。そこでは、教科書的な通説を疑い、文献史料や古地図、考古資料を駆使し、自分の力で歴史を読み解く能力が求められます。図書館・博物館に膨大な数の実物資料を所蔵する國學院大學は、まさに歴史を学ぶのに適した大学だといえるでしょう。
史学科では、自らの手で史料や論文に触れ、自分の足で調査を行い、自分の頭で解釈・検証を行う方法論を重視しています。1・2年次の「史学導入演習」「史学基礎演習」や3年次の「史学展開演習」では図書館の蔵書や博物館の資料に触れ、さらに、古文書調査や中世荘園遺跡での調査、考古学の発掘調査など、現場の実習指導も受けることができます。

「コース」と「プログラム」という2つの軸
史学科は、学生の学びと将来の道をサポートするために、研究したい分野で選ぶ「コース」と、目指す将来像で選ぶ「プログラム」という2つの軸からなるカリキュラムを用意しています。

哲学科

あらゆるものを「哲学的に考える」ことを学ぶ

哲学科は、西洋哲学思想の研究を中心に、インド・中国・日本の思想をも視野に収め、さらに美と芸術の理論的考察をも包括する間口の広い学科です。学生の知的好奇心に応えるべく、各分野の専門教員による個性豊かなカリキュラムを用意しています。哲学科では、あらゆるものが考える対象です。哲学科で学ぶということは、「自分はなぜここにいるのか」「美とは何か」などの根本的な問題を、プラトンやアリストテレスから現代に至る多くの哲学者たちがどのように議論してきたかを、彼らが残してくれたテキストを読んで理解し、教員の指導のもとに議論し合うことで、他者の意見も尊重しつつ自分自身の考え方を組み上げる、その道筋に身を置くことです。

自分の資質や関心に応じて2つのコースを選ぶ
哲学科では、1年次に少人数制の「基礎演習」などを通じて哲学・倫理学、美学・芸術学の基礎や、それらを根底で支える「ものの考え方」を学びます。2年次では哲学・倫理学、美学・芸術学のさまざまな科目に目を向けて視野を広げ、3年次には自分の資質や関心に応じて「哲学・倫理学コース」か「美学・芸術学コース」のいずれかを選択。卒業論文へとつながる専門的な研究テーマを探していきます。

このページに対するお問い合せ先: 國學院大學 総合企画部入学課

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