日本の伝統文化や精神を体系的に学ぶことを通して文化の本質を理解して未来を探ります。

明治15(1882)年に創立された皇典講究所の伝統を今に引き継ぐ日本文学科は、古代から現在に至る日本の文学・言語・風俗習慣・儀礼などの研究を通して日本文化を総合的・体系的に捉えていくとともに、日本人の精神や文化に対する学びが、今を生きる私たちの生や創造の指針となることを目指しています。

  • 日本文学専攻

    古代から近現代に至る各時代ごとの主要な作品・作家に触れつつ、日本文学全体の流れをつかむとともに、個々の作品事例の集中的な研究を行います。それにより文学に現れた日本人の心情・意義・特質を明らかにすることを目標とします。

  • 日本語学専攻

    日本語の、古代から現代にわたる発音・文字・表記・文法・語彙・方言などについて、多様な形態で伝わる文献資料はもとより各種メディアや現代日本語の動態に至るまで広く対象として研究します。さらに、進路に応じて国語教育・日本語教育に必要な知識を学び、言語情報の処理能力を養い、日本語の有する法則的事実を明らかにすることを目標とします。

  • 伝承文学専攻

    昔話・伝説などのように言葉によって、民俗儀礼などのように行為によって、そして民具のように形象によって伝達継承されてきた文化を対象とします。したがって具体的には、伝承性の高い説話文学や歌謡などの文学を取り上げるとともに、日本民俗学の理論的な枠組みを学び、日本の民俗文化の特質を明らかにすることを目標とします。

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