令和7(2025)年5月に開講した「たまプラーザ宇宙の学校2025」は、7月19日に最終回にあたる第3回スクーリングを開催しました。
前半の活動では、「マグナス効果」を応用した紙コップ飛行機づくりに取り組みました。子どもたちは、保護者や学生のサポートを受けながら、組み合わせた紙コップを回転させて飛ばす実験を行い、身近な素材を使った科学のしくみを体験しました。
後半は、家庭で取り組んできた自由研究の個人発表会でした。宇宙の学校は、スクーリングに加え、家庭での実験や調査といった自主的な学びを取り入れています。子どもたちは、自分の関心をもとに調べたり実験した結果をレポートにまとめたものを持参。学生のサポートを受けながら、他の参加者の前で緊張した面持ちで発表しました。
最後は閉校式が行われ、校長を務める人間開発学部の近藤良彦教授が、子どもたちのこれまでの取り組みを称え、修了証を手渡して今年度のプログラムが終了しました。
準備段階から運営に携わり、将来は小学校教員を目指しているという学生(初教2)は、「回を重ねるごとに、子どもたちとの距離が縮まっていくのを感じた。昨年参加したときは、分からないことだらけで手探りの状態だったが、今年は模擬授業の計画経験などを生かし、子ども目線でのサポートや運営に関わることができたと思う」と振り返りました。