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國學院大學博物館で「ムックリ体験」(令和7(2025)年7月20日)

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2025年7月20日更新

 令和7(2025)年7月20日、國學院大學博物館にて、特別展「アイヌモシㇼ―アイヌの世界と多様な文化―」関連イベント、「ムックリ演奏体験」が開催されました。

 ムックリはアイヌに伝わる竹製の伝統楽器で、口琴の一種。15cmほどの竹製のムックリを横にし、口元にあて、口元と反対側に通した紐を引いて振動させ、口の中で共鳴させて音を出します。このムックリの演奏体験、アイヌ文化交流センターの木原仁美氏と、ウポポイ(民族共生象徴空間)職員でムックリ演奏家の川上さやか氏を迎えて行い、30名が参加しました。

 まずはじめに両名がムックリを奏でると、参加者たちは多彩な音色や館内に響き渡る音の厚みに圧倒されつつも練習を開始。両名の丁寧な指導によりおよそ30分程度の練習で音を出すことができるようになりました。更に、口の動き、呼吸の仕方などが伝授されると、参加者たちは、心地よい音の響きを求めて練習を繰り返していました。

 質疑応答にて参加者から「風の音や雨の音等、どのように演奏するのか」との質問がなされ、 川上氏は「それぞれが感じる自然の音を表現するもの。何が正解ということはない。人によって身体のつくり、骨格の違いから演奏方法も異なるため、一人ひとり全く違った音楽が奏でられる。それをぜひ楽しんで欲しい」と答え、最後に両名からムックリほか、アイヌの伝統文化をぜひ北海道でも体感して欲しいとよびかけられました。

  本特別展の展示紹介動画を今月25日(土)より國學院大學博物館 Online Museumにて配信予定です。

 

 

 

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