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伝統を貫く新制文学部の船出【学問の道】

新制文学部設置から70 年②

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研究開発推進機構 助教 渡邉 卓

2018年10月24日更新

 昭和22(1947)年3月、教育諸法令の基礎をなす「教育基本法案」「学校教育法案」が国会に提出され、同月中に衆議院・貴族院にて可決、これにより戦後の新たな教育が始まることとなった。本学もそれに対応して、佐佐木行忠学長の辞任を受けて学長に就任した石川岩吉らが、23年に新制学部の設置について審議した。創立以来、国史・国文・国法の講究が念願であった本学は、将来的な文学部、法学部、経済学部の3学部制を見据えた、宗教学科・文学科・史学科・哲学科・政治学科・経済学科からなる法文学部の設置を計画した。さらに宗教科には卒業後に専攻科を1年置くことや、他学科には大学院を設置することも盛り込まれていた。

新制文学部認可申請書類

新制文学部認可申請書類

 しかし、23年2月の法文学部認可の申請に対し、文部省の大学設置審議会による審査の結果は、政治学科・経済学科の増設には諸種の条件が不十分であるとされた。このことから、計画を変更して宗教学科(30年12月に神道学科と改称)・文学科・史学科・哲学科からなる文学部として再申請した。同年3月25日、申請は認可され、23年4月に新制文学部が開設された。新制度の文学部長には武田祐吉教授が就任した。

新制文学部の初代学部長となった武田祐吉教授

新制文学部の初代学部長となった武田祐吉教授

 

 文学部では、文学科、史学科の第二部を24年4月(平成17年度から募集停止)に、神道学科の第二部を42年4月に開設した。平成8年4月には、文学科を日本文学科、中国文学科、外国語文化学科に改組・転換し、14年に神道学科が神道文化学部として改組された。現在の文学部は5学科で構成されており、それぞれ特色のある専攻をもつ。

 戦後の大きな変革によって設置された新制文学部は、日本文化を究明する本学にあって、本学創立以来の学問研究を現在も貫き続けている

研究分野

日本上代文学・国学

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