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「五感を刺激」して子育てをしましょう

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人間開発学部教授 一 正孝

2014年10月1日更新

人間の「五感」とは、「視覚」、「聴覚」、「嗅覚」、「触覚、「味覚」のことです。「子育て」の中で、子どもの五感を十分に刺激しながら生活していますか。人間の感覚には、特殊感覚(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・平衡感覚)、体性感覚(触覚・圧覚・冷覚・運動感覚)、内臓感覚(内臓痛覚)の三つがあり、五感には特殊感覚と体性感覚が含まれています。

「視覚」、人間は、情報の約80%を視覚から取り入れているといわれています。各種ボール遊び等を通して、「動くボール」、「回転するボール」、「変化するボール」をお子さんに体験させていますか。人工的なものと自然的なものの違いなども視覚的に学ばせてあげましょう。

「聴覚」、情報がうまく取り込めない場合は、「知覚」、「想像」、「思考」などの面に変調をきたすといわれています。自然の中で鳥や動物たちの声を聴くことも大切です。

「嗅覚」、鼻は空調機を備えた「呼吸器」であり、「匂い」を感知する「嗅覚器」であり、音声を作る「共鳴器」でもあります。最近では、花粉症を含む「アレルギー性鼻炎」などの子どももいます。人工的な芳香剤が氾濫している中で、あなたのお子さんは匂いノイローゼになっていませんか。ハイキング、自然散策、海山などへ旅行し、自然の匂いを感じる機会を作っていますか。意外と、匂いは親子のコミュニケーションを司る大切なものではないでしょうか。

「触覚」、「皮膚」や「肌」は、スキなど等の役割をしているようです。病気を処置することを手当といいますが、看護の原点は手を当てることだといわれています。あなたはお子さんの体に手を当てていますか。春夏秋冬の変化にお子さんの「皮膚」・「肌」は対応していますか。「触覚」は、目で見て、耳で聞き、鼻で嗅いだものを手で触って確認することで多くの学びの助けになっています。子どもは触ることによって、痛みを感じ、物体表面の質感の違いを感じ、暖かさや冷たさを感じるものです。

「味覚」、現代では味覚障害が報告されていますが、お子さんとの食事の時間はどのようにしていますか。出来合いのものばかりでなく、なるべく手作りの食事で親子のコミュニケーションを図りたいものです。

以上五感について考えてきましたが、「視覚」、「聴覚」、「嗅覚」、「触覚」、「味覚」はそれぞれ独立したものではなく相互に深く関係し、子育てに大切な要素となってきます。最後にお父さん、お母さんご自身の五感は育っていますか。そのことがお子さんの五感を刺激することに大いに関係するでしょう。

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