國學院大學博物館で開催されている特別展「アイヌモシㇼ―アイヌの世界と多様な文化―」のミュージアムトークが、令和7(2025)年8月2日に開催され、内川隆志・國學院大學博物館副館長(文学部教授)が「松浦武四郎と北海道」をテーマに話しました。
まずアイヌの文化や歴史を、発掘調査で発見された遺物の映像や本特別展の展示品などから解説。その遺物の豊富さから、それぞれの地域にとって貴重なものや他の地域との交流で収集されたもの等、受け継がれた伝統やものを宝物として、人々が大切に扱ってきた証左でだと述べました。。
また好古家として著名な松浦武四郎について、特に北海道での探索やその成果となる各地域の地誌の内容を紹介。地誌に描かれたアイヌの人々の風習や生活に触れ、今後の研究においては改めて民俗学的な視点での評価も必要と話しました。
この特別展の展示紹介動画を國學院大學博物館 Online Museumにて配信しています。博物館での展示と合わせてご覧ください。