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魔除けの「赤」を使った下着

五感体感、日本。~留学生の日本フィールドワーク~

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國學院大學文学部教授 新谷尚紀

2016年10月17日更新

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國學院大學で学ぶ留学生たちは、5月24日に「とげぬき地蔵」で知られる高岩寺を訪れました。そこで生じた留学生の疑問に、本学教員が回答します。

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Q.巣鴨では、赤い下着が多く売られていました。赤い下着にはどのような意味があるのですか?

A.「赤」は太陽や血液の力が宿る魔よけの色

 「赤」には古くから太陽の力、血液の力が宿り、魔よけの意味があるとされています。よって太陽や血液の力や魔よけの意味を持つ「赤」を身につけることで、元気付け・勇気付けをするという意味合いがあります。

 そのため、赤い下着は縁起付けとして巣鴨地蔵通り商店街を訪れる人から人気を集めています。2016年は申年ですが、申は、「去る」につながり、より注意が必要な年であり、猿の顔や尻の「赤」を連想させられることから、例年以上の注目を集めていました。

 赤い下着の他にも、日本では多くの「赤」を用いることで、力を養う風習があります。還暦のお祝いでは、赤いちゃんちゃんこや頭巾を身につけます。これは生まれた年の干支から一回りしたことを祝うものです。その際に「赤」を身につけることは、赤子に戻るということ、魔よけの2つの意味があります。

 また、冬至や小正月に小豆粥を食べる風習も、小豆の「赤」から太陽の温かさやエネルギーにあやかるためと伝えられるように、「赤」は古くから縁起の良い色として愛好されていました。

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2016年10月17日付け、The Japan News掲載広告から

 

研究分野

日本民俗学

論文

「しあわせとは何か―日本民俗学(伝承分析学)から考える―」(2014/09/30)

「伊勢神宮と持統天皇―遷宮についての伝承分析学(日本民俗学)からの一試論―」(2013/11/01)

このページに対するお問い合せ先: 総合企画部広報課

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