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神道文化学部 神宮実習報告

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2017年10月4日更新

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後期授業が始まりましたが、神職資格を希望する4年生は、夏休みに伊勢の神宮で実習をおこないました。

実習には、神道文化学部の先生方も挨拶にうかがいました。

実習の様子を、笹生衛教授と学生のコメントを以て報告します。

 

笹生衛教授

8月、私は神宮道場で行われた神宮実習の開講式に出席しました。午後、神宮道場に集合した参加学生の面々は、緊張で体はカチカチと言った状態。これから神宮で実習が始まるんだ、という期待と不安が入り混じった思いがヒシヒシと伝わってきました。私は挨拶で神宮の遷宮で奉仕をした経験を話し、その経験が一生の宝物となっていることも伝えました。

その後、記念撮影を行い、この実習が、参加した学生諸君の貴重な宝物となることを祈りつつ、伊勢を後にしました。
後期の授業が始まった9月末、実習に参加した一人の学生が私の研究室を訪ねて来て、神宮実習は、本当に良い経験となったと話してくれました。神宮実習が学生諸君にとって宝物となったのだと確認した瞬間でした。
最後に、学生諸君の指導に当たっていただいた神宮職員の方々には、改めて感謝したいと思います。ありがとうございました。

 

神道文化学部4年 佐藤君

私は、平成29年8月に、伊勢の神宮で実習をいたしました。

神宮での実習は、私にとって気付きの連続でした。神宮では、一日を大事にし、日々の積み重ねを大切にしています。例えば、神宮の社殿の材料となる木材は、神宮の森で日々成長しており、森を育むために伊勢には雨が降り注ぎます。そして職人たちは、社殿を造るために日々精進しています。これらが一体となり、長い年月を積み重ねてきたのが神宮なのだと思いました。

変化が重んじられる現代において、形を変えないということは難しいことですが、神宮は「心」も「形」をそのままに、さまざまなものを過去から現在、現在から未来へ継承しようとしています。

神宮は、まるで鏡のように私の心を映し、それによって私は自分を見つめ直すことができました。心の在り方を決め、それを将来に繋げていきたいと思いました。

 

神宮の方々には、ご多忙中にもかかわらず、大変お世話になりました。感謝申し上げます。

学生の皆さん、お疲れ様でした。神社にも社会にも目が向けられる神職になれるよう、頑張ってください。

(協力:笹生衛教授、佐藤広基)

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

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