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人間開発学部:「Weekly通信」2023.5.24

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2023年5月24日更新

 

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5/18 エジプトからのお客様

エジプトでは主体性、協調性、社会性などが身につく日本式教育に注目しています。エジプトと日本は2016年「エジプト・日本教育パートナーシップ(EJEP)」を締結し、保育園、幼稚園から大学まで、日本式教育の特徴を生かした包括的な協力を行うことで合意しました。エジプト教育・技術教育省は〝エデュケーション2.0〟と呼ばれる教育改革の一環として、2018年9月から全国約1万8000の小学校に学級会、学級指導、日直、係活動等からなる ”Tokkatsu” 「特活(特別活動)」を導入しています。
國學院大學は2018年10月、エジプト・アラブ共和国高等教育科学研究省と國學院大學との高等教育と研究技術、及びエジプトにおけるさらなる教育協力活動のための合意書に調印しました。本学部初等教育学科杉田洋教授は、特別活動、学校・学級経営が専門で、当初より外務省(JICA)の依頼で年数回エジプト訪問しながら、教員が児童と対話しながら問題解決へと導いていく学級会の仕組みなど、特別活動を通した日本式教育手法について教授しています。
広報課 NEWS 2018.10.15 
Weekly通信2020.02.12号

5/18(木)エジプトからの視察団が横浜たまプラーザキャンパスを訪問。3限1201教室で行われた「特別活動の理論と方法」(杉田洋先生担当)を視察しました。この日の授業内容は、模擬学級会活動です。学生が教師役、司会役、記録役、児童役になり、「知り合って仲を深めるゲームをしよう」をテーマに、ゲームのルール作りを話し合いました。

授業内容がわかるように、スライドや黒板にはアラビア語で訳が書かれています。

児童役が挙手してさまざまな意見を出し、話が脱線すると教師役が軌道修正し、司会役が合意を図る、という流れは、まさに小学校現場の学級会そのもの。模擬学級会後はみんなで決めたルールで実際に2つのゲームを行いました。

視察団からは、教師の介入や司会進行がすばらしかった、賛成の挙手を求めるのは多数決とどう違うのかなど、感想や質問がありました。杉田先生は、意見を戦わせ勝ち負けを決めるのではなく、意見を出し合い、分類・整理し、分かり合うことが大切だと講評がありました。視察団は、この後4限には杉田ゼミの4年生と交流を深めていました。

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