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神道文化学部新任教員のご紹介(大道助教)

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2020年6月2日更新

大道晴香助教は、令和2年4月から神道文化学部の専任教員になりました。
ここでは、対話形式で、学生に対する印象や、自身の研究について紹介します。

―これまでの授業の感想、また、神道文化学部の学生に対する印象は?
遠隔授業となり、特に録画配信形式の授業では、学生のみなさんの反応をダイレクトに得ることはできませんが、提出課題やリアクションペーパーのコメントからは、授業に対する真摯さと積極性がひしひしと伝わってきます。私が担当している「宗教社会学」などでは、自分なりに思考してもらうような記述問題を課しているのですが、毎回、とても熱のこもった力作が見受けられます。こちらもまったく予想をしていなかった回答も多く、みなさんの知的な好奇心に感銘を受けると共に、こちらもパワーをもらっています。
―専門分野は?
宗教学を専門としています。「宗教とメディア」を主要な課題としており、近代以降のメディア環境とそこで作られる情報が宗教文化に与える影響や、大衆文化の中の宗教表象の在り方について研究しています。これまで、東北地方北部に分布し、死者の口寄せなどを生業としてきた「イタコ」と呼ばれる巫女を対象に、メディア表象と民俗宗教の変容を探究してきました。
―研究をはじめたきっかけは?
私は青森県の出身で、「イタコ」のような巫女に関わる民俗が、比較的身近に存在していました。長い間それが意識にのぼることはなかったのですが、たまたま大学生の時に読んだ本を通じてそうした現象が学問の対象となることを知り、感銘を受けて宗教学を志すようになりました。地域で知られているイタコの姿とメディアが伝える姿との乖離が、今の「宗教とメディア」というテーマにつながっています。
―研究成果をどう学生に還元を?
「メディア」と言うと、テレビやスマホといった特定の装置を示す名称だと思われがちですが、実はそれだけではありません。「メディア」とは、事物に内在するコミュニケーションや、その前後に存在する人間もしくは社会の在り方に思いをはせるような、“まなざし”のことでもあります。私が研究しているのは、特定の事例ではありますが、その成果を授業で取り上げることで、みなさんにもこの“まなざし”をぜひ体得いただき、自分の世界の中に新たな関係性を発見してもらえればと思います。
―今後の抱負を
遠隔授業ということで、みなさんとはメディア越しのやり取りとなっておりますが、この授業形態だからこそできることを模索して、充実した授業ができるよう尽力したいと考えています。実際に対面でお会いできる日を心持ちにしております。

大道助教の今後の研究教育にご期待ください。

大道 晴香

論文

「よい遺影」言説から浮かび上がる〈死者〉への希求-デジタル技術の「創造力」と遺影の変化を念頭に(2020/02/)

一九六〇年代の大衆文化に見る「非合理」への欲望(Ⅱ) 「〈秘境〉ブーム」をめぐって(2018/03/)

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

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