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2009年度新司法試験合格者 土肥 健太郎さん

  • 卒業生
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2014年10月31日更新

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私は純粋未修者ですが、法科大学院進学への不安はあまりありませんでした。むしろ、國學院法科大学院と出逢えたことに、運命すら感じていました。入試時に、面接担当の先生が私の気持ちをしっかりと受け止めてくださったこと。有名大学出身でも法学部出身でもない私を、高く評価していただき、奨学金をいただけたこと。こうしたエピソード一つひとつに國學院との縁を感じ、その理念に大きな感銘を受けたからです。

試験合格までの3年間を振り返ってみて感じるのは、「学びのスタイル」を確立することの大切さです。純粋未修者は特に、3年という短い期間で、新司法試験に対応できるだけの力を蓄積しなければなりません。講義や演習で学ぶのは、「法的知識をどのように使って事件・事例を捉えていくか」ということ。そこで、自分なりの戦略を立て、基礎知識は予習で叩き込み、授業は法的思考力を鍛える場と捉えることにしました。

新司法試験対策と言える勉強を本格的に始めたのは、3年次の後期からです。1科目1種類の判例集・基本書に繰り返し取り組み、知識の精度向上をはかりました。

わからないことがある時は、すぐに先生の研究室を訪ねるように心がけました。時には忌憚のない意見をくださり、時には十分な時間を割いて相談に乗ってくださった先生方とは、いつしか、気さくに冗談を言い合える仲に。また、「リーガルクリニック(上級)」を担当していただいた、「渋谷パブリック法律事務所」の弁護士の先生の所にもよく相談に行きました。私が作成した訴状や準備書面について、「これだけ書けていれば大丈夫」と評価していただいたことは、3年間の学びでいちばんの励みとなりました。

常に相談者の心に寄り添い、彼らのためにできることに全力を尽くしている「渋谷パブリック法律事務所」の先生方と出会えたのも「縁」がつながっていると感じます。今後は先生方のように、市民と隣り合わせとなって問題解決に取り組めるような弁護士をめざしていきます。

このページに対するお問い合せ先: 大学院事務課(法科大学院)

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