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2008年度新司法試験合格者 関根 恵さん

  • 卒業生
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2014年11月6日更新

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法科大学院に入学したとき、私は1歳4か月の子供を抱えていました。また、3年時には二人目の子供を妊娠・出産し、修了後、1回目の司法試験受験を断念。厳しい状況での法科大学院生活でしたが、無事試験に合格できた今、ここで学べたことに心から感謝しています。

ただでさえ法科大学院では、学ぶべき内容が多く勉強に専念しなければ司法試験合格はおぼつかないと言われていますが、私の場合は家庭との両立が不可欠。いかに効率よく知識を身につけるか、それが私にとっての最大の課題でした。心がけたのは朝子供を保育園に送ってから、夕方迎えに行くまでの時間を勉強時間と決め、すべての時間を学びに費やすこと。試験前だけは家族に協力を頼み、自習室で1日勉強に費やすことができましたが、基本的には授業、通学時間、休み時間と限られた時間で、1つでも多く知識を身につけようと取り組みました。また、文献を読み規範を身につけることを答案につなげるという勉強方法が王道だとすれば、私は答案を書くことから遡り、答案を書きながら必要な知識を調べて身につけることを意識。普通の学生よりも勉強量の少ない私の成功の秘訣は、法科大学院のカリキュラムを信じ、確実に自分のものにすることだったと思います。

國學院法科大学院のすばらしさは、少人数という環境と、先生方の学生に対する目配りが行き届いている点ですね。専門分野について個別にご指導いただけること、また学習だけでなく、私生活も含めた親身な気配りは、私にとって大きな心の支えでした。

また、同じ目標に向かって頑張る仲間の存在にも、大いに刺激を受けました。特に仲間より1年遅れて司法試験の勉強に取り組んでいたとき、「最後まであきらめないで」とメールで励ましが。結果、今自分が持っている知識をすべて答案にぶつけることができました。内容の濃いカリキュラム、先生方の存在、仲間の励まし・・・・・すべてが自分の力になったと感じています。

ここで得た大きな力を糧に、法はもちろん労務や経理の知識も身につけ、依頼者の抱える幅広い問題に応えられる弁護士になれるよう、努力したいと思っています。

このページに対するお問い合せ先: 大学院事務課(法科大学院)

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