国際研究フォーラム
「見られることで何が変わるのか―ツーリズムと宗教文化
To Be Seen: Changes Through Interaction Between Tourism and Religious Culture」
宗教とツーリズムは、グローバル化とあいまって、より一層相互に密接に関わるようになり、宗教文化を資源としてツーリズムを振興しようとする試みは、もはや珍しいものではない。それでは、宗教とツーリズムの交錯によって、どのような変化が生じているのだろうか。
宗教は、それが行われる場において、物体としてのモノや、実践としてのコトを伴うため、そもそも「見られる」ものであることになるが、誰もがスマートフォンを用いて日常的に写真や動画を撮り、かつ即座に発信することが可能になったという現代的な状況において、そのように「見られる」宗教は、どのように変容するのか。あるいは何を見せているのか。他方、それを「見る」人々の側も、見ることを通して何らか変化しているだろうか。
これは、現代社会における宗教の問題であり、必ずしも日本の宗教文化に限定された話ではない。本フォーラムでは、様々な現場で調査・研究を行っている研究者に、宗教とツーリズムの多様な交錯のあり方について報告してもらい、議論を深めたい。
【日時】 2023年12月17日(日)13:30~17:30
開場・受付開始は13:00
【会場】 國學院大學渋谷キャンパス 120周年記念2号館 1階 2101教室
開催形式:対面
※社会情勢に応じて、開催形式に変更の生じる場合がございます。予めご了承ください。
【報告者・題目】
- ケイレブ・カーター氏 Caleb CARTER(九州大学大学院人文科学研究院、准教授)
「自分を取り戻す/山里を取り戻す―修験道とツーリズムの交錯―」 - 石本東生氏 ISHIMOTO Tohsei(國學院大學観光まちづくり学部、教授)
「「ギリシャ」:神話とキリスト教の舞台そして観光―文化遺産を活かす共存―」 - 加藤久子氏 KATO Hisako(大和大学社会学部、教授)
「共生の物語をつむぎなおす―ポーランドに出現した2.5次元のユダヤ人街―」 - 沈昭良氏 SHEN Chao-Liang(写真家・華梵大學攝影與VR設計學系、教授)
「写真と社会風景―『STAGE』『Singers & Stages』『台湾綜芸団』を例に―」
【コメンテーター】
- 山中弘氏 YAMANAKA Hiroshi(筑波大学、名誉教授・日本文化研究所、客員教授)
【司会】
- 平藤喜久子氏 HIRAFUJI Kikuko(國學院大學、教授・日本文化研究所、所長)
【主催】 國學院大學 研究開発推進機構 日本文化研究所
【使用言語】日本語
【参加費】無料
【参加申込について】参加をご希望の方は、下記[申込フォーム]より、12月14日(木)までにお申し込みください。
プログラム[PDF]
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チラシ[PDF]
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