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ライヴ&トーク 三味線で唄うケルト叙事詩「木の戦い」 (外国語文化学科《多言語・多文化の交流と共生》プロジェクト)

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2019年10月21日更新

日時 11月21日(木) 開場18:00  開演18:30 (終演予定20:30)
会場 國學院大學渋谷キャンパス学術メディアセンター1階 常磐松ホール     ※入場無料・申込不要
講師 杵屋浅吉(長唄三味線)、横山安由美(立教大学)、伊藤信博(椙山女学園大学)   司会 笠間直穂子(國學院大學)
問い合わせ 國學院大學文学部 笠間研究室 /TEL 03-5466-6270 /FAX 03-5466-4814/kasama@kokugakuin.ac.jp

6世紀のウェールズで活躍した伝説の吟遊詩人タリエシンの作とされる「木の戦い」。ブナ、オーク、ヒイラギなど、アルファベット20文字を象徴する木々が激しい戦いを繰り広げる叙事詩は、井辻朱美の翻訳と華雪の書を得て、エクリ刊『木の戦い』として現代日本によみがえりました。さらに、井辻の流麗な訳詞に杵屋浅吉が曲をつけた長唄三味線版は、古代ケルトの物語に、思いがけない新鮮な魅力を吹きこんでいます。今回は、杵屋浅吉自身による「木の戦い」の上演に加えて、古代〜中世ヨーロッパの幻想譚・英雄譚に詳しい横山安由美、『草木太平記』をはじめ植物を擬人化した日本およびアジア各国の物語に詳しい伊藤信博の二人の研究者を交え、江戸長唄について、叙事詩と音楽について、また植物たちが戦う東西の物語について、時代・言語・文化の枠をこえて語りあいます。

【プロフィール】

四代目 杵屋 浅吉(きねや あさきち)
長唄三味線演奏家。江戸時代より続く杵屋佐吉派の末裔。代々伝わる伝統の上に多用なジャンルの経験を重ね合わせ独自の奏法・音楽理論・指導法を展開。現在は長唄三味線として演奏会や舞踊界、歌舞伎公演に出演。伝統芸能としての長唄を守り伝える一方で、新しい形のエンターテインメントを模索し「ぼっち会」を立ちあげる。

横山 安由美(よこやま あゆみ)
専門は中世フランス文学。東京大学大学院博士課程修了、博士(文学)。現、立教大学文学部教授。西洋中世学会、国際アーサー王学会所属。アーサー王物語の中でも聖杯伝説の形成に関心をもつ。翻訳に、ロベール・ド・ボロン『西洋中世奇譚 魔術師マーリン』(講談社学術文庫)、『アベラールとエロイーズ 愛の往復書簡』(岩波文庫)、松原秀一他『フランス中世文学名作選』(白水社)など。

伊藤 信博(いとう のぶひろ)
名古屋大学人文学研究科を経て、現在椙山女学園大学国際コミュニケーション学部教授。室町文化を専門とし、日本文化論や食文化史を教える。編著書に『『酒飯論絵巻』影印と研究:文化庁本・フランス国立図書館本とその周辺』(主編者、臨川書店)、著書に『東の妖怪・西のモンスター』(共著、勉誠出版)、『絵画イメージの回廊(シリーズ日本文学の展望を拓く 2)』(共著、笠間書院)などがある。

書:華雪

 

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このページに対するお問い合せ先: 國學院大學文学部 笠間研究室

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