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手作りアクセサリーで広がる笑顔

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pomme poche 

2021年8月5日更新

 「自分が作ったものを身につけられるのは楽しい」。アクセサリーの創作を楽しむサークル「pomme poche(ポム・ポッシュ)」の代表、山崎遥花さん(法4)はそう話す。ネックレスやイヤリング、かんざしなどのヘアアクセサリーまで、会員たちは思い思いに創作に励む。

 創設7年目の「pomme poche」は、4年生を中心に6人のメンバーで活動を続けている。新型コロナウイルスが蔓延(まんえん)する前は、週に1度、渋谷キャンパス内の共用室に材料を持ち寄って、お茶を飲んだりおやつを食べたり雑談をしたりしながらアクセサリーを作っていた。「みんなでおしゃべりをするのが楽しみで来ている人も多い」と山崎さん。学生たちの仲の良さがうかがえる。

 「密」を避けられない現在は、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使っての活動が続く。「楽しんでやってはいるけれど、そろそろみんなに会いたい」と本音がこぼれる。以前は定期的に行っていた材料となるビーズやチャームなどの問屋街での買い付けも、なかなか実現できていない。

 制作したアクセサリーは、本学の文化祭「若木祭」で販売してきた。来場する在学生や高校生に人気で、一人で2万円近くを売り上げたメンバーもいる。オンライン中心の活動が続くが、活動の幅を広げる模索も続ける。多くの人に個性あふれる作品を見てもらいたいと、知人が運営する喫茶店で商品を展示することを計画中だ。

 今後は、小さく切った布をつまんでおりたたみ作品に仕上げる日本の伝統工芸「つまみ細工」に挑戦したいという山崎さんは「アクセサリー作りは手間がかかるが楽しい。勉強の合間に気分転換になる」と話す。個人の趣味としても愛好者が多いアクセサリー作りだが、「同じ趣味の仲間が集まることで、作り手同士だから伝えられるアドバイスや感想があるし、作品を交換することもある。何より一人で始めるより初心者にとっては、ハードルが低いのでは。私も先輩たちにいろんなことを教わりました」とサークルとして集まることの利点は多い。

 今の課題は、不在の1年生を中心に新たな仲間を増やすことだ。「趣味でもともとやっていた人もいれば大学で始めた人もいる。兼部、中途入部も大歓迎です」。服装の自由度が広がる大学生活。ハンドメイドアクセサリーは趣味を広げるだけでなく、おしゃれの幅も、友人や家族との話題も、笑顔も広げるきっかけになりそうだ。


pomme poche 設立は平成26年。4年生3人、3年生1人、2年生2人で活動中。メンバーはそれぞれ好みに沿ったアクセサリー作りを楽しむ。「アンティーク系が好きな人もいるし、華やかなデザインが得意な人もいる。自分で作ったアクセサリーは普段から身に着けられるし、家族に贈って喜んでもらっている」(山崎さん)。

 

 

 

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